若者の社会課題解決を支援する「i-SIP」とは
最近、社会課題解決に特化したスタートアップ支援が注目されています。その中でも、株式会社ボーダレス・ジャパンが新たに生み出したプログラム「i-SIP」は、30歳以下の若者を対象にした特別な支援の取り組みです。2025年から実施される「i-SIP」は、東京都が運営する「TOKYO SUTEAM」の一環として展開されます。
i-SIPの目的と特徴
このプログラムの主な目的は、社会課題解決に挑む若手起業家のエコシステムを構築することです。具体的には、次のような特色があります。
1.
社会課題解決とビジネスプラン構築
ボーダレス・ジャパンは、これまでに140件を超えるソーシャルビジネスを立ち上げ、確かな手法で社会的なインパクトを生み出してきました。このプログラムを通じて、参加者は独自のビジネスプランを構築し、持続可能な経済成長を実現するための指導を受けます。
2.
実践的なサポート
約1年間という長期のプログラムでは、ビジネスモデルの検討だけでなく、β版を市場にリリースした段階での支援も行われます。資金調達が必要な場合は、クラウドファンディングサービス「forGood」を通じてサポートを受けられます。
3.
専門家によるアドバイス
資金調達や事業開発に経験豊富な10名以上の起業家や投資家がアドバイザーとして参加し、参加者の事業開発を手厚く支援します。
4.
資金調達の支援
プログラムの終盤には、デッドファイナンスやエクイティファイナンスに詳しい専門家との相談機会が設けられます。各起業家のニーズに合わせた資金調達方法を模索し、必要なサポートを提供します。
5.
持続的なネットワーク
プログラム終了後も、ボーダレスが構築したネットワークを活用して起業家同士の連携を支援します。さらに、大企業の共創部門や社会起業家とつながるためのイベントにも招待される機会があります。
具体的な応募資格と参加方法
「i-SIP」に参加するには、いくつかの条件があります。
- - 18歳以上30歳以下であること
- - 社会起業に対する真剣な姿勢
- - 将来的に東京都での事業登記を考えていること
- - チームで応募する場合は3名以下であること
参加の流れは次の通りです。エントリー期間は2025年2月3日から4月3日まで、書類選考やオンライン面接を経て、最終的な採択者が4月18日に発表されます。
このプログラムは参加費無料ですが、現地への交通費や宿泊費は自己負担となります。
i-SIP関連イベントの開催
プログラム開始に向けて、説明会や体験イベントも開催されます。詳細は公式ページで確認できます。
未来の社会起業家を育てるボーダレス・ジャパンの取り組み
株式会社ボーダレス・ジャパンは、2007年の設立以来、「ソーシャルビジネスで世界を変える」という理念のもと、さまざまな社会問題の解決に向けた事業を展開してきました。今回の「i-SIP」も、そのビジョンを実現するための重要なステップです。社会的な課題を克服することを目指し、新たなビジネスリーダーの誕生に貢献するこのプログラムに注目が集まります。