専門人材確保に関する調査結果、業界の変革と課題が浮き彫りに
パーソルキャリア株式会社が実施した「専門人材確保」に関する調査結果が発表され、企業が直面しているリアルな状況が明らかになりました。本調査は、従業員数1000人以上の大手企業における部長職以上500人を対象に、専門人材の確保・活用に関する最新動向を探りました。調査結果によって、企業が専門人材不足の影響を受けていることが浮き彫りになり、さまざまな応対策が求められています。
実施背景
近年、デジタル技術やAIを活用した事業変革や新規事業開発が加速しており、企業の成長には専門人材が不可欠です。しかし、その確保は容易ではなく、実際に多くの企業が専門人材不足による施策の断念や延期を経験しています。パーソルキャリアはこの現状を受け、専門人材の実態、確保スピード、手段別の成果、投資額、そして今後の方向性について調査したのです。
調査結果の要点
1.
施策の断念・延期
調査の結果、なんと60%以上の企業が専門人材の不足によって施策やプロジェクトを断念または延期した経験があると言い、特に「新規事業開発」や「DX推進」においてその影響が顕著に見られました。
2.
専門人材確保のスピード
経営層の期待に対して、専門人材の確保スピードが追い付いていないとの回答が52.8%を占めており、わずか14.2%が満足のいくスピードであると答えています。これにより、迅速な事業推進が難しい状況が続いています。
3.
人材獲得力の課題
企業が抱える最大の問題は「自社を選んでもらえない」ことで、22.8%の回答者がこの問題を挙げています。他にも、採用後に離職率が高いことや、必要な人材像が明確でないことが懸念されています。
4.
注力したい領域
今後、企業が専門人材の確保に最も注力したい領域として「DX推進・デジタル戦略」が44.8%で最多を占め、「AI・データ活用」が続いています。このことから、デジタル人材の確保に向けて、企業間での競争が一層激化することが予想されます。
まとめ
調査結果から見えてくるのは、専門人材不足が企業の経営に深刻な影響を与えていることです。企業は自らが選ばれる存在にならなければならず、そのためには企業ブランディングの強化、成長機会の提示、そして社内育成やリスキリングに対する投資が不可欠です。また、短期的には専門的な知識を持つ外部のプロ人材を上手に活用することで、企業内の育成に寄与することが期待されます。
調査概要
- - 調査名称:大手企業の「専門人材確保」に関する実態調査
- - 調査方法:インターネット調査
- - 実施日:2026年1月5日、6日
- - 対象者:従業員数1,000人以上の企業において、専門人材の確保・活用に関与する部長職以上の責任者500人
詳しい調査結果は、パーソルキャリアのサイトからダウンロード可能です。
調査結果レポート
会社概要
パーソルキャリア株式会社は、「はたらく」を自分のものにする力を提供することをミッションに掲げ、転職サービスや専門職の支援を行っています。特に、プロフェッショナル人材に特化したサービスを展開し、個人のキャリア形成をサポートしています。