国際避妊デーを機に始まった新たな支援プロジェクト
2023年9月26日、一般社団法人ソウレッジがコングラント株式会社の協力を受け、「ユースクリニックサポート基金」を発表しました。このプロジェクトでは、若者の健康と福祉を向上させるための取り組みが進められます。
ユースクリニックサポート基金の目的
日本では、24歳以下の若者における予期しない妊娠が年間約9万件発生し、人工中絶が約5万4,000件に上る現状があります。若者の性や健康に関する問題は非常に深刻です。これに対抗するため、デンマークやスウェーデンなど北欧諸国で創設されたユースクリニックが成功を収めていることに鑑み、日本においても同様の取り組みが求められています。
北欧では、ユースクリニックが地域の若者に利用され、望まない妊娠の半減に寄与しています。しかし、日本ではそのような施設が少なく、アクセスできる環境が整っていません。また、医療機関の認知度が低いため、安定した運営が難しいという課題もあります。これらの背景から、「ユースクリニックサポート基金」は、これらのクリニックを長期的に支援し、資金を安定させることを目的としています。
参加者募集の概要
今回の助成プログラムでは、マンスリーサポーターとして30人以上の参加者を募り、定期的な寄付によりクリニックの運営資金を支えることが期待されています。また、期間中に寄付を多く集めた団体には奨励金が支給されるため、積極的な参加が促されます。助成プログラムの詳細には、次のような内容が含まれます:
- - 募集締切: 2024年10月11日 23時59分
- - プログラム期間: 2024年10月28日〜2025年1月31日
- - 奨励金支給額: 15万円、10万円、5万円(寄付額に応じて)
応募要件と説明会
参加要件としては、団体の代表者とアシスタントが説明会と勉強会に参加し、活動時間を確保する必要があります。本基金は、ユースクリニックの安定した運営を目指す団体に対して、新たな資金調達の手段を提供します。
- 2024年9月9日(月)19:00〜20:00
- 2024年9月20日(金)12:00〜13:00
- 2024年9月24日(火)21:00〜22:00
説明会への参加は、希望者が多くなることが予想されるため、早めの申込みをお勧めします。申し込みは、公式サイトまたは指定のリンクから行えます。
鶴田七瀬代表のメッセージ
ソウレッジの代表である鶴田七瀬氏は、若者支援の重要性を強調し、安定した資金が必要であることを訴えました。彼女は「この基金を通じて、日本中の若者たちにより良い未来を提供するための大きな一歩を踏み出しました。多くの方々にこの活動に参加してほしい」と呼びかけています。
最後に
この「ユースクリニックサポート基金」は、若者の性と健康に関する問題に新たな光を与えるかもしれません。興味のある方は、ぜひこのプログラムに参加し、若者の健康を支える活動に力を貸してください。詳しい情報は、ソウレッジの公式ウェブサイトで確認でき、皆様の応募をお待ちしています。