株式会社CyCraft JapanとNTTセキュリティ・ジャパンがパートナーシップ締結
東京都千代田区に本社を置くサイバーセキュリティ企業、株式会社CyCraft Japanは、同じく東京都千代田区に本社のあるNTTセキュリティ・ジャパン株式会社との新たなパートナーシップ契約を発表しました。この提携の背景には、AIを悪用したサイバー攻撃の増加や、サプライチェーンに対する高度な攻撃があることが挙げられます。従来型の境界防御だけではこれらの脅威に対応することが非常に難しくなっているため、企業には新たなセキュリティ体制の構築が急務とされています。
近年、インターネット上の脅威はますます巧妙化しており、企業は「侵入されることを前提」としたセキュリティを導入する必要が求められています。これに対し、CyCraftは独自開発のプラットフォームを使用し、AIネイティブな脅威分析とデジタルフォレンジック技術を駆使して、インシデント対応の自動化と高度化を進めています。一方、NTTセキュリティ・ジャパンは、長年にわたってSOC(セキュリティオペレーションセンター)やMDR(マネージド・ディテクション・アンド・レスポンス)サービスを提供し、豊富な運用ノウハウとサイバーインテリジェンスを蓄積しています。
提携の目的と展望
この度の提携によって、両社は脅威検知から原因特定、被害範囲の可視化および封じ込めに至る一連の対応プロセスの迅速化を実現することを目指します。具体的には、NTTセキュリティ・ジャパンの運用知見とCyCraftのAI技術を融合させることで、より複雑化したサイバーインシデントへの対処能力を強化し、日本企業により実効性のあるセキュリティ運用体制を提供することを意図しています。
CyCraftのカントリーマネージャー、姜尚郁氏は、「日本の著名なセキュリティ専門企業であるNTTセキュリティ・ジャパンとの提携を非常に光栄に思っています。私たちのAI自動化技術が、インシデントレスポンスの現場での迅速な対応と高精度な解析に貢献できると確信しています」とコメントしています。さらに、今後はAIガバナンスや攻撃面のリスク管理、サプライチェーンのセキュリティ分野など、より広範囲にわたる協力関係を築くことを計画しています。
NTTセキュリティ・ジャパンとCyCraftについて
NTTセキュリティ・ジャパンは、NTTグループが培ってきた高度な人材と研究開発成果を生かし、20年以上の歴史を持つサイバーセキュリティの専門事業者です。彼らはプロアクティブサイバーディフェンスサービスを通じて、顧客と社会を守り、より安心・安全なデジタル社会の実現に貢献しています。
一方、CyCraftは2017年に設立され、台湾に本社を置くAIによる自動化技術を専門とする企業で、日本やシンガポールにも拠点を持っています。彼らの技術とソリューションは高く評価され、国際的な研究機関で数多くの優秀な評価を受けており、さらには様々な賞も受賞しています。両社の連携が、将来的にAI時代のサイバーセキュリティの新たな基盤を築くことにつながることが期待されます。
まとめ
このパートナーシップは、両社が協力して進める最初のステップであり、今後はさらに多くの分野での協力が見込まれています。両企業の専門知識を結集し、日本企業が安心してデジタル変革を推進できる環境を整えるための重要な取り組みが進行中です。企業のセキュリティに対する取り組みが強化されることにより、より安心・安全な社会の実現が期待されています。