老舗豆腐店が販売スタッフの運動不足解消で売上118.5%達成!
江戸時代後期の1862年創業、ヨーロッパや東南アジアにも展開する老舗の豆腐店、株式会社染野屋(代表取締役社長兼CEO八代目染野屋半次郎/小野 篤人、本店:茨城県取手市東2-1-32/東京ヘッドオフィス:東京都千代田区丸の内2-2-1)は、2024年10月1日付けで販売スタッフの体力向上を目的とした業務時間内のエクササイズ付き販促プログラム「エリア進捗 EX(イーエックス)」をスタートさせました。その結果、先月10月度の売上高が前月比118.5%となる大きな売上向上にも繋がったのです。
染野屋では、豆腐類を決められたエリアに平日週1回、豆腐の他、野菜や魚、大豆ミート製品、菓子類などをお客様のもとへグループ合計120台の移動販売車で対面販売するスタイルを採用しています。決まった時間と曜日を巡回する「移動販売」と、販促に有効な「ポスティング」を、組織的に運動に絡めることで、健康増進と同時に売上高増を目指したのです。
近年、運動不足を原因として体重が増える販売スタッフが散見されるようになり、従業員の健康増進の必要性を感じた染野屋は、「エリア進捗 EX」のスタートを決断しました。厚生労働省によると、身体活動量が多い者や運動をよく行っている者は、様々な疾病の罹患率や死亡率が低いことが明らかになっています。また、世界保健機関(WHO)は、日本人の運動不足が35.5%であると発表し、運動不足の人口を10%下げる目標を掲げています。
「エリア進捗 EX」では、長時間労働やスマホ利用が背景となり世界的に進む運動不足対策として、業務時間中のポスティングによる販促活動を、販売員個人の売上レベルに分け、基準枚数を設定しました。これにより、販促活動と運動を両立させる試みが実現したのです。販売員には売上に応じた歩合給設定があるため、給与アップにも繋がっています。
染野屋代表の小野氏は、「現代人は仕事の時間が長くなってきて運動をする時間があまり持てないのが現状です。SDGs目標の3に掲げられているように、健康増進は大切な項目だと考えています。今回の試みは、スタッフの運動の場を仕事の販促に活かす発想で発表・徹底しましたが、スタッフ自身も運動不足の解消を問題視していた者が多かったので、ほぼ全員が積極的に取り組む姿勢がみられ今回の結果にも繋がりました。運動は一時的にする必要があるものではなく、体を健全に保つためには継続が大切なので、引き続きこのエクササイズと称する販促活動を行い、本人たちの歩合にも跳ね返るので、運動による健康増進と昨今の物価高に対応した賃金アップを両立できるこの戦術を習慣化していきたい。」と語っています。
染野屋の取り組みは、従業員の健康増進と売上向上という、一見相反する目標を同時に達成する画期的な試みです。従業員のモチベーション向上にも繋がり、今後の展開が注目されます。