飲食業界の革新を促すマキフーズの挑戦
有限会社マキフーズが、2026年10月23日に愛媛県松山市で開催された「全国ワークスタイル変革大賞2026 中国・四国大会」で最優秀賞を受賞し、その革新的な取り組みが注目を集めています。
同社は、愛媛県東温市に本社を構え、唐揚げ食堂や道後天ぷらなどを展開する飲食企業です。最近、デジタル技術を活用し、作業の効率化を図ることで月130時間もの作業時間を削減したとして高く評価されました。
AIと共に作業の効率化を実現
マキフーズは、プログラミング経験のない飲食部長が自らAIと5つの仕組みを開発しました。具体的には、レジの売上や発注、シフト、日報といった業務を一元管理し、店舗運営をスムーズにするシステムを構築しました。これにより、以前は毎日約15分かかっていた発注業務が、今やわずか2分で済むようになりました。
また、業務アプリ「TASUKI」によって、毎朝従業員にタスクを配信し、月末にはAIが売上や口コミを分析して店長に問いかける仕組みも取り入れています。このような取り組みにより、報告書の作成時間は1人あたり3時間から40分に短縮されました。
業績にもつながる成果
マキフーズのこの変革により、飲食部全体での月130時間の作業削減が実現され、年間では1,500時間以上の効率化がもたらされました。また、Googleの口コミ数は2025年3月の1113件から2026年10月には11777件に増加し、全店舗の評価も星4.5以上を獲得。これにより、飲食部全体の売上も前年の1.3倍に成長しました。
未来を見据えたさらなる進化
マキフーズは今後、TASUKIをさらなる情報発信の場として発展させ、社内全員がAIの恩恵を感じられるような企業文化を育てていくことを目指しています。作業効率の向上が、社員の満足度だけでなく、お客様からの評価にも結びつく方法として、その取り組みが注目されています。取組の進展により、マキフーズがさらなる成長を遂げることが期待されています。
他の受賞組織の取り組み
同大会では、有限会社ホリエ、株式会社コラボハウスなども優秀賞を受賞し、それぞれユニークなアプローチで業務改革に取り組んでいます。特に有限会社ホリエは、生成AIを活用した受注システムを内製し、業務の自動化を進め、従業員の働きやすさを向上させました。一方、株式会社コラボハウスは、社内データの活用を進めて業績を伸ばすと同時に、社員の離職率を大きく減少させる取り組みを行っています。
結び
全国ワークスタイル変革大賞の授賞式は、デジタル技術が企業の働き方をどのように変えていくかを考える重要な場となります。マキフーズの成功事例を始めとする受賞組織の取り組みは、他の業界や企業にとっても今後のビジネスモデルの参考になることでしょう。