大妻女子大学での特別講義が示す、学生のキャリアをデザインする新たな視点

2024年7月22日、大妻女子大学で「あなたらしさを優先する人生とキャリアデザイン」と題した特別講義が行われました。この講義を担当したのは、株式会社ミッション・ミッケ人生デザイン研究所の代表取締役、高衣紗彩氏。彼女は、人生やキャリアをデザインする重要性を学生に伝えるべく、心の底から満足できる人生を送るための考え方を示しました。

キャリア教育の重要性

大妻女子大学では、女子教育の伝統を受け継ぎ、総合的な人間教育を実施しています。その中で、キャリア形成を支持するための講義が設けられ、学生たちは自分自身のキャリアについて考える貴重な機会を得ています。人生100年時代に突入した今、自己の価値観を理解し、真剣に自分の生き方について考えることは、ますます重要になっています。

自分の価値観を明確にする意味

講義の中で、高衣氏は「自分の価値観を明確にすることが、人生のクオリティを向上させる第一歩である」と強調しました。自身が本当に好きだと感じることや、やりたいと思うことを明確にすることで、学生たちは未来の職業を選ぶ際の自信を持つことができます。

「人間は価値を感じるものに才能を発揮する」という考えは、多くの受講者に強く印象付けられました。自分の価値観と職業がリンクすることで、初めて本当の充実感が得られるとのメッセージが、学生たちの心に響いたようです。

学生たちの感想

講義後、学生たちから寄せられた感想には、自分の価値観について新たに理解できたという声が多くありました。「これまで『価値観』をただの性格の合う合わないと捉えていたが、それが自分の幸せを感じる根源であるとわかり、目から鱗だった」との意見があり、授業を通しての学びを実感しています。

また、「家族の価値観だけで就職先を考えるのではなく、自分の『やりたいこと』を考えようと思う」といった自己反省の言葉も多く聞かれました。カリキュラムが与えた影響が見えてきます。

自分自身を見つめ直す時間

高校や大学時代に自分の価値観を知ることは、後々の人生に大きな影響を与えるため、学生たちにとって非常に意義深い経験であったと言えます。高衣氏は、自己分析や価値観の言語化が、キャリア形成の根底に必要であると説きました。

今後とも、こうした講義や活動を通じて、若者たちへのキャリアサポートが続けられることが期待されます。