スマートフォンで日常の身体活動を自動検知する技術が誕生
ディープラーニングの進化により、私たちはスマートフォンを用いて日々の身体活動を自動で検知する画期的な技術を開発しました。この技術は、単なる歩数計やGPSによるアプローチの限界を超え、様々な活動を認識できる能力を持っています。特にゲームやヘルスケアアプリにおいて、より没入感のある体験を提供するための重要なステップです。
技術開発の背景
近年、健康への関心が高まる中で、運動を取り入れたアプリケーションの需要が増えています。しかし、従来の技術では「歩く」ことに依存するものが多く、運動不足を解消するための手段として限界がありました。そこで、私たちは複数の身体活動を同時に検知可能な技術を開発することで、これまでの壁を打破しました。
提供される新たな体験
この技術を活用することで、ゲームクリエイターは技術的な制約から解放され、運動とゲームを融合させる新たな体験をユーザーに提供できます。具体的には、歩行、走行、サイクリング、階段昇降など、日常生活において行われる様々な身体活動をスマートフォンで自動的に認識し、記録することが可能となります。
画期的な特徴
1.
自動検知機能
スマートフォン一本で日常の活動を自動的に認識。これにより、ユーザーは特別なデバイスを持つことなく、自分の健康状態を把握できます。
2.
ハードウェア不要
新たなデバイスを用意する必要がないため、コストを抑えて手軽に使える点が魅力です。
3.
不正行為の検知機能
チート行為、例えばスマートフォンを振ることで歩数を稼ぐような行為も自動で検知されるため、公平なゲーム体験が保証されます。
未来に向けての展望
私たちは、この技術を基にモバイルゲーム開発用のSDK「zeteohPLAY」を2021年10月から配布しています。さらに2022年には、自社開発の運動を取り入れたデモンストレーション用モバイルゲームを公開し、業界パートナーとの協力体制を強化していく予定です。
会社について
zeteoh株式会社は、2020年に設立され、AIエンジニアとして数々のプロジェクトに携わってきたリギリ聡美と、IoT業界での豊富な経験を持つヤンリギリによって立ち上げられました。当社は、スマートフォンやIoTデバイス上で機械学習技術である「TinyML」に焦点を当て、革新的なプロダクトの開発に取り組んでいます。
私たちの提供する新しい技術が、より健康的な生活を促進し、便利で身近なサービスとして多くの人々に利用されることを目指しています。
会社概要