注目の詩人・岡本啓、待望の第4詩集刊行
数々の賞を受賞し、今最も注目を集める詩人・岡本啓氏の第四詩集『ノックがあった』が、2024年11月22日に河出書房新社より刊行されます。本書には、2020年から2023年までに書かれた16編の詩が収録されており、岡本氏の詩作の進化と深化を改めて感じることができる一冊となっています。
詩の新たな境地
岡本氏は、2015年に第一詩集『グラフィティ』で中原中也賞、H氏賞を受賞、2017年には第二詩集『絶景ノート』で萩原朔太郎賞を受賞するなど、早くからその才能を高く評価されてきました。本書『ノックがあった』は、第三詩集『ざわめきのなかわらいころげよ』以来4年ぶりの新作で、これまでの作品をはるかに凌駕する、詩の新たな境地を開拓した作品と言えるでしょう。
豪華布陣
本書は、著名な作家である高橋源一郎氏による推薦文を収録していることでも話題となっています。高橋氏は本書について、「ワクワクしながらこの本の頁を開いた。新しいなにか。見たことのない風景。」と絶賛しており、その言葉が本書への期待感をさらに高める一因となっています。また、本書のブックデザインは、デザイナーの服部一成氏が担当。カバーと本文のドローイングも服部氏による描き下ろしとなっており、詩の世界観をさらに際立たせています。
ポエトリーリーディングイベント開催
本書の刊行を記念して、岡本啓氏によるポエトリーリーディングイベント「ノックがあった、小さなリーディング」の開催が予定されています。詩集を手に取った読者だけでなく、詩に興味のある方々にも、岡本氏が生で詩を朗読する貴重な機会を提供することで、より多くの人に詩の魅力を伝えたいという岡本氏の強い想いが込められています。首都圏を中心に開催を予定しており、詳細は岡本氏の公式ウェブサイトなどで確認できます。
著者紹介
岡本啓氏は1983年生まれ。20代後半に詩作を始め、アメリカ滞在中に執筆した詩を集めた第一詩集で早くも才能を開花させました。その後も精力的に作品を発表し続け、国内外で高い評価を得ています。近年では、アイオワの国際創作プログラムに参加するなど、国際的な活躍も注目されています。
まとめ
『ノックがあった』は、現代詩を代表する詩人・岡本啓氏の集大成とも言うべき一冊です。高橋源一郎氏の推薦文、服部一成氏による洗練されたブックデザイン、そして詩人本人が行うポエトリーリーディングイベントと、あらゆる面で魅力的な作品となっています。ぜひ、本書を手にとって、岡本啓氏の詩の世界を堪能してください。