ビットコイン決済の新たな潮流 DH Payの導入とその展望

最近、IndieSquare社のNFTプラットフォームにおいて、新しいビットコイン決済ソリューション「DH Pay」が統合されました。これは、日本市場向けに設計された次世代のビットコイン・ライトニング決済技術であり、様々な企業が簡単に導入できることが最大の特徴です。

ライトニングネットワークとは？

ライトニングネットワークは、ビットコインのブロックチェーン上に構築されたレイヤー2のネットワークです。この技術により、高速かつ低コストでビットコインの送金が可能になります。現在、世界中で企業の実店舗での採用が進んでおり、特に即時送金やゲーム内でのマイクロリワードとしての活用が注目されています。これにより、ユーザー体験の向上が期待されています。

詳しい技術的な概要は、Diamond Handsが昨年公開した「ライトニングネットワーク概要」レポートを参照してください。

ライトニング決済の導入メリット

日本国内の企業がライトニング決済を導入することで、クレジットカード決済と比較した場合にコストの削減が期待できます。また、国際送金のスピードやコストの改善が見込まれるほか、外国からの観光客向けに柔軟な決済サービスを提供することで、インバウンド需要の獲得にも寄与します。

DH Payの役割

DH Payは、日本の企業が簡単にライトニング決済を導入できるように設計されています。海外のライトニング決済サービスがカストディアル型であるのに対し、DH Payはノンカストディアルな形で送金を可能にします。これにより、ビットコインのオンチェーンアドレスを準備するだけで、店舗はライトニング決済の売上を直接受け取れるようになります。

現在、IndieSquare社のHAZAMA BASEがDH PayのAPIを統合し、早速ライトニング決済に対応していますが、今後は他の国内企業やサービスの連携も視野に入れて、さらなる普及を目指しています。

HAZAMA BASEとは

HAZAMA BASEは、IndieSquare社が提供するWeb3ソリューションです。このプラットフォームを利用することで、ノーコードでNFTの展開が可能となり、低コストで複数チェーン上での取引が実現します。今回のDH Pay統合により、送金コストやスピード削減だけでなく、新たなユーザー層を潜在的に呼び込む効果が期待されています。

![HAZAMA BASE上でのライトニング決済のイメージ]

Diamond Handsとその背景

DHは、2021年にライトニングネットワークのルーティング研究とフルノード運用を目的に設立されました。その後、コミュニティとしての規模が拡大し、様々な形でビットコインやライトニングに関連する情報を発信しています。企業向けのサービスも展開しており、日本市場においてトップのビットコイン専門事業者としての地位を築きつつあります。