ライフイズテック投資
2019-11-15 11:01:51
ライフイズテック、社会変革を目指す投資を受ける
日本インパクト投資2号ファンドによるライフイズテックへの投資
2019年11月15日、一般財団法人社会変革推進財団(以下、SIIF)は、新生企業投資株式会社の子会社との共同運営を通じて、日本インパクト投資2号ファンド(以下、本ファンド)がライフイズテック株式会社への投資を実施する旨を発表しました。この投資は、ライフイズテックが行う第三者割当増資に基づいています。
本ファンドには、持続可能な社会の実現を目指す明確な目標があります。それは「働く人」を中心に据え、子育てや介護といったライフイベントを経た人々でも、働き続けられる環境を作ることです。これを実現するために、子育て・介護・新しい働き方に関連した事業への投資に重きを置いています。特に、教育や保育サービスを提供する企業への支援を通じて、次世代の人材育成を促進し、経済的リターンと社会的リターンの両立を図っています。
さて、投資対象となったライフイズテックは、東京都港区に本社を置く企業で、代表取締役CEOの水野雄介がその舵を取っています。ライフイズテックのミッションは、「中学生・高校生一人ひとりの可能性を最大限伸ばす」こと。2011年の創業以来、40,000人以上の中高生にIT・プログラミングといったデジタルスキルを提供してきました。この度の資金調達を通じて、同社はスクール事業の拡充を目指し、企業や地方自治体と連携した社会課題の解決に向けた学習プログラムの企画運営も行います。これにより、新世代のデジタル人材の育成に貢献し、社会的インパクトの生成を狙っています。
また、SIIFは本ファンドを介して、ライフイズテックの事業が社会に与える影響を評価し、その結果を経営戦略や事業改善に活かすインパクト・マネジメント体制を構築中です。これにより、同社の成長をサポートし、社会的な貢献をさらに拡大させていくことを目指します。SIIFは日本国内における機関投資家に向けても、社会的インパクト投資ファンドの先駆けとなる事例を作り、パートナーシップによる新たなエコシステムを築く活動を推進しています。
社会変革推進財団(SIIF)について
SIIFは、社会課題の解決と多様な価値の創造を促進し、自助・公助・共助の枠を超えて資源循環の仕組みを構築することを目指して活動しています。2019年10月、社会的投資の推進を目的とする機関が合併し、この財団が設立されました。現在は、ソーシャル・インパクト・ボンドを含む投資モデルの開発や普及に向けた環境整備、調査・政策提言に努めています。そして、日本が成熟社会に突入する中、その持続可能な社会を支える資源流の創出に、さまざまなパートナーと共に取り組んでいます。
このように、ライフイズテックへの投資は単に経済的なリターンを追求するだけでなく、次世代のデジタル人材を育成し、社会を変えていく大きな力となります。各方面からの支援を受けながら、ライフイズテックの今後の展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
一般財団法人社会変革推進財団
- 住所
- 東京都港区赤坂1-11-286F
- 電話番号
-
03-6229-2622