最近、共働き家庭が増加する中で、子どもたちが安全に過ごせる居場所の確保が喫緊の課題となっています。これを受けて、特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、2025年11月19日(水)に「地域全体の居場所づくりフォーラム」をオンラインで開催します。本イベントは主に自治体職員を対象としており、地域における子ども政策に関する具体的な事例を基に、持続可能な居場所づくりについて考える貴重な機会となります。
フォーラムの概要
このフォーラムは、2部構成で実施されます。まずは基調講演から始まり、こども家庭庁の成育局長である安里賀奈子氏が「持続可能な居場所づくりをどう進めるか」をテーマにお話しします。続いて、福岡県北九州市の武田典之氏が、地域の声を活かした居場所づくりの実践例を紹介します。
放課後NPOアフタースクールの代表理事である平岩国泰氏も登壇し、全国の放課後の状況についての考察を行います。
後半は勉強会形式で、放課後児童クラブの担当者向けの内容が展開されます。具体的には、校内での交流が可能な教育プログラムや各地の先進事例を共有し、活発な意見交換が行われます。
イベントの背景
現在、日本全国では小学生の放課後の居場所が不足しており、質の向上も求められる状況にあります。特に、各地域での協力体制の確立や資金の確保が課題とされています。共働き家庭が増える中で、保育のニーズが多様化しているにもかかわらず、資源に限りがあることが大きな問題です。
多くの自治体では、子どもに適した居場所の選択肢が狭まっている現実があります。このような課題に取り組むために、フォーラムでは自治体職員が自らの悩みを共有し、先進的な事例を学ぶことで解決策を見出すことを目指しています。
参加方法
フォーラムへの参加は無料で、オンラインでの視聴が可能です。視聴希望者は、指定の申し込みフォームから事前に登録が必要です。メディア関係者に対しては特別に広報を通じた案内も行っています。申し込み締切は2025年11月18日(火)までとなっております。イベントの詳細については、公式サイトにて確認できます。
このフォーラムは、地域の子どもたちが安心して成長できるような居場所の充実に向けた重要な一歩となるでしょう。ぜひ、ご興味のある方は参加をご検討ください。
放課後NPOアフタースクールについて
放課後NPOアフタースクールは、2009年に設立され、日本中の放課後をより良くするための活動を展開しています。学校施設を活用した「アフタースクール」を運営し、地域協力のもとで子どもたちのための安全かつ多様な居場所の提供に邁進しています。