奥川恒治の会第19回「定家」開催のお知らせ
日本の伝統芸能の一つである能楽。その中でも観世流のシテ方能楽師として名高い奥川恒治(おくかわこうじ)が、2024年11月24日に神楽坂・矢来能楽堂で『第19回奥川恒治の会』を開催します。今回の公演の目玉は、悲恋をテーマにした名曲「定家」。
「定家」とは、主人公である藤原定家と式子内親王との切ない恋物語を描いた作品であり、彼らの間に交わされる忍びの恋、苦しみ、そして愛の純粋さが舞台で表現されます。この独特な雰囲気の中で描かれるのは、愛の苦しみに耐える男女の情熱であり、見る者の心に静かに訴えかけてくる仕上がりとなっています。
観客は、奥川恒治自身が定家の役を演じ、深い感情と技術でその魅力を引き出すことに期待が寄せられています。さらに、国文学研究資料館名誉教授の小林健二氏が解説を担当し、知識の深い視点から作品を読み解く助けとなるでしょう。
公演の詳細
- - 日時: 2024年11月24日(日)13:30開場 / 14:00開演(上演時間は約3時間)
- - 場所: 矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)
チケットはS席(8,000円)、A席(6,000円)、B席(4,000円)が用意されており、全席指定で税込価格です。また、25歳以下の方を対象としたU-25席もあり、その料金は2,500円。ただし、未就学児童の入場は不可となっています。さらに、カンフェティでの購入を通じて1,000円の割引も受けることができます。
奥川恒治のプロフィール
奥川恒治は重要無形文化財総合指定保持者であり、(公社)観世九皐会の理事や(社)日本能楽会、(公社)能楽協会の会員として活動しています。国内外での多くの公演を通じて、その技術と演技力を高く評価されています。特に神楽坂の矢来能楽堂を拠点に、観客に深い感動を届ける公演を行っており、能楽の魅力を余すところなく披露しています。
まとめ
「定家」は、愛の痛みや葛藤を感じさせてくれる作品です。見逃すことのできないこの貴重な機会に、ぜひ足を運んでいただき、伝統文化の深い魅力を体験してください。チケットはカンフェティで入手可能なので、興味のある方は早めの購入をおすすめします。