相模原市におけるシェアモビリティサービスの導入
2026年1月から、神奈川県相模原市にて新たなシェアモビリティサービスが開始される予定です。このプロジェクトは、OpenStreet株式会社が相模原市と提携し、国内最大級のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を利用した実証事業として展開されます。
この協定は、2022年6月に締結された「相模原市シェアサイクル実証実験の実施に関する協定書」に基づいています。市民の様々な移動ニーズに応えるため、公共交通の補完としてシェアサイクルの導入が開始されました。新たに結ばれた本協定では、さらに多様な移動手段の提供や交通結節機能の強化を目指していきます。
協定の基本的な内容
本協定における主な期間は2026年1月1日から2028年3月31日までです。相模原市はこのプロジェクトの全体を総括し、シェアモビリティの貸出場所や返却場所の確保を担当します。一方、OpenStreetはステーション設置やシェアモビリティの機材調達、施設の維持管理を行い、本事業の運営を全般的に担当します。
この協定の締結式は12月22日に相模原市役所で行われ、OpenStreetの代表である工藤智彰氏と相模原市長の本村賢太郎氏が出席しました。このイベント後には、HELLO CYCLINGで提供される「電動サイクル」の試乗会も開催され、市民に対してこの新しい交通手段の魅力が直接伝えられました。
より身近になる「HELLO CYCLING」
OpenStreetが提供する「HELLO CYCLING」を利用するためには、専用のアプリをダウンロードする必要があります。このアプリでは、ユーザーは無料で会員登録し、シェアサイクルのステーションを探したり、自転車を予約したり、支払いを行ったりできます。全国どこでも貸し出し・返却が可能で、必要なときに簡単に利用できる点が大きな魅力です。
利用料金は車体やエリアによって異なるため、詳細は「HELLO CYCLING」の公式サイトで確認できます。これにより、市民はより便利に、自分のライフスタイルに合わせた移動手段を選択できるようになります。
OpenStreetのビジョン
OpenStreetは、社会課題の解決に寄与する新たな交通手段として、シェアサイクルだけでなく、スクーターや超小型EVのシェアモビリティも展開しています。これらのサービスを通じて、最後の一マイルにおける多様な移動手段を提供し、モビリティの全体としての向上を目指しています。
相模原市でのシェアモビリティサービスの導入は、地域の交通に新たな風を吹き込むことになるでしょう。市民の皆様にとって、より便利で快適な移動手段が提供されることを期待しています。