FDK株式会社、高出力リチウム電池「CR17500EX」を開発
FDK株式会社は、最新の高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池「CR17500EX」の開発を無事に終え、量産体制を整えました。この新製品は、2023年度下期からの量産開始を目指しています。
この「CR17500EX」は、株式会社鳥取工場で製造され、国内外で多様な用途に対応しています。具体的には、スマートメーター関連機器やIoT機器、さらには防犯用のセキュリティ機器、医療機器などに広く利用されています。特に、電池の長寿命や高容量化を求める声が高まる中、FDKは顧客の要望に応えるために開発を進めてきました。
進化する電池性能
新たに開発された「CR17500EX」は、従来モデルのCR17500EPに対して、容量が17%向上しています。この性能向上は、搭載される機器の使用時間を延長させるだけでなく、電池の搭載本数を減少させることにも寄与します。これにより、より効率的に電気エネルギーを使用することが可能になります。
また、この製品は欧州連合のRoHS指令や2023年の電池規則に準拠しており、米国の安全基準であるUL規格にも認証されています。これにより、ユーザーに安心して利用していただける仕様となっています。
製品仕様
- - IEC規格準拠名:17E500
- - 公称電圧:3V
- - 公称容量:3,500mAh(5mA放電時、終止電圧2.0V)
- - 寸法:外径17.4mm、総高50.0mm
用途としては、電子メータ(ガス、電力、水道)、通信機器、住宅用火災警報器、ガス漏れ警報器、さらにはカーエレクトロニクスの主電源及び補助電源としての使用が可能です。
FDK株式会社は、今後も国内生産の強みを生かし続け、新たな技術を統合したSmart Energy Partnerとして、お客様に信頼性の高い電気エネルギーの提供を続けていく方針です。この電池の誕生は、エネルギー分野に新たな変革をもたらすことでしょう。
製品に関する詳細は、
公式サイトでご確認ください。