Slash Fintech、約2億円調達
2022-12-21 12:00:04
Web3決済サービス「Slash Web3 Payments」開発のSlash Fintech、シリーズAで約2億円を調達
Web3決済サービス「Slash Web3 Payments」開発のSlash Fintech、シリーズAで約2億円調達
暗号資産決済ソリューション「Slash Web3 Payments」を提供するSlash Fintech Limitedが、MZ Web3ファンドと複数の個人投資家から総額1.5M USD(約2億円)の資金調達を実施したと発表しました。この資金は、同社の主力サービスである「Slash Web3 Payments」の事業開発、そして今後ローンチ予定の「NFTVault」や「Slash.Genesis」といった新サービスの開発、さらに組織体制の強化に充当されます。
シームレスな暗号資産決済体験
「Slash Web3 Payments」は、従来複雑だったWeb3サービスにおける複数通貨決済を、ユーザーフレンドリーなインターフェースで提供する画期的なサービスです。ユーザーは暗号資産ウォレットでログイン後、4種類のステーブルコインから売上受取の設定を選択し、コントラクトを発行するだけでQRコードまたはAPIを利用できます。この簡便なシステムにより、暗号資産の価格変動リスクを軽減し、スムーズな決済処理を実現しています。
すでに世界各国の実店舗やDapps、ECサイトへの導入が進み、台湾のMeet Taipeiや日本のWeb300といったWeb3イベントでの活用実績もあります。同社はこれらのイベントでのTシャツ販売を通して、エンドユーザーへの決済体験提供だけでなく、各国市場における暗号資産決済の啓蒙活動にも力を入れています。
未来を見据えた事業展開
2023年1月のローンチを予定している「NFTVault」は、NFTに暗号資産を預け入れることができるサービスです。これはNFTFi領域への進出を意味し、自社トークン発行に向けたエコシステム形成にも繋がります。
さらに「Slash.Genesis」では、KYCとSBT(Soulbound Token)を組み合わせた「KYC-SBT」や、ロイヤルティプログラムとSBTを組み合わせた「My Loyalty SBT」を提供予定です。これらは、スマートコントラクトを活用した決済市場の効率化に貢献し、Web3ビジネスの拡大に向けたインフラ整備を推進します。
投資家からの期待
MZ Web3ファンドの白石陽介氏は、「Slash Web3 Paymentsは、高いリテラシーを必要としていたWeb3サービスにおける複数通貨決済を、シームレスで洗練されたUXで提供する画期的なサービス」とコメント。決済事業への深い理解に基づいた、Slash Fintechの未来への期待が示されました。
Slash Fintechのビジョン
Slash Fintech Limited代表取締役の佐藤伸介氏は、「決済・価値の移動という生活・ビジネスの根源的なインフラを再定義する」という強いビジョンを掲げ、Web3技術を活用した次世代決済サービスの開発に邁進しています。今回の資金調達を機に、日本のみならずグローバル市場での更なる事業拡大を目指します。
受賞歴
Slash Fintechは、2022年12月5日、Arriba X主催のピッチイベント「ArribaX 2022 supported by NewsPicks Studios」において、最優勝賞と特別賞をダブル受賞しており、その高い技術力と事業性が高く評価されています。
まとめ
Slash Fintech Limitedは、革新的なWeb3決済ソリューションと明確なビジョンで、暗号資産決済業界に新たな風を吹き込みつつあります。今回の資金調達は、その成長を加速させる大きな一歩となるでしょう。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Slash Fintech Limited
- 住所
- Meridian Plaza, Road Town, Tortola, British Virgin Islands VG11104th Floor, Water’s Edge Building
- 電話番号
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