野村アセットマネジメント、気候変動対応ETFを新規設定
野村アセットマネジメント株式会社は、環境問題への意識の高まりを受け、新たな上場投資信託(ETF)の運用を開始すると発表しました。このETFは「MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)(配当込み)」に連動しており、温室効果ガスの排出削減目標を掲げ、科学的根拠に基づいた目標設定(SBTi)を達成している企業を中心に構成されています。
投資家のニーズに応える、環境配慮型ETF
近年、ESG投資への関心はますます高まっており、環境問題への配慮は投資判断において重要な要素となっています。本ETFは、そうした投資家のニーズに応えるべく、気候変動対策に積極的な企業に投資することで、環境負荷の低減と経済的リターンの両立を目指しています。
「NEXT FUNDS」シリーズの拡充
本ETFは、野村アセットマネジメントが運用するETFシリーズ「NEXT FUNDS」の1つとして設定されました。「NEXT FUNDS」は、1995年の国内初ETF上場以来、多くの投資家に選ばれてきた実績があり、今回の追加で合計72本ものラインアップとなりました。シリーズを通して、多様な投資ニーズに対応できる商品群を提供しています。
上場概要と投資の魅力
本ETFの上場予定日は2023年12月3日、東京証券取引所です。最低投資金額は2,000円程度と低く設定されているため、少額からでも気軽に投資を始められます。信託報酬率は年0.132%(税抜年0.12%)と、コストパフォーマンスにも優れています。
投資にあたってのリスク
ETFは、株価指数などの変動や、市場環境の変化によって価格が変動するリスクがあります。投資元本が保証されているわけではないため、投資を行う際は、自身の投資経験やリスク許容度を十分に理解した上で、慎重な判断を行うことが重要です。投資信託説明書(交付目論見書)を必ずご確認ください。
MSCIジャパン気候変動指数について
本ETFが連動する「MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)(配当込み)」は、MSCI社が開発した指数です。同社は、指数の内容を変更したり、公表を停止する権利を保有している点にも注意が必要です。
まとめ
野村アセットマネジメントの新しいETFは、気候変動問題に関心を持つ投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。環境配慮と経済的リターンの両立を目指す、この新たな投資機会に注目が集まっています。ただし、投資にはリスクが伴うことを常に認識し、ご自身の判断で投資を行ってください。
証券コード:294A
銘柄名:NEXT FUNDS MSCIジャパン気候変動指数(セレクト)連動型上場投信