常口アトムがBizCloを導入
株式会社Micoが提供する1to1ビジネスチャット「BizClo」を、総合不動産企業の株式会社常口アトムが導入しました。この取り組みは、賃貸仲介46店舗のLINE公式アカウントを一元化し、顧客情報の管理を効率化することを目的としています。
導入の背景
常口アトムは、札幌市をはじめとした道内主要都市や東北地方で不動産業を展開している企業。最近では、北海道における人口減少や高齢化の進行、不動産テックの発展といった社会的背景を受け、業務の効率化とサービス向上が急務になっていました。以前は、各店舗が独自にLINE公式アカウントを運用していたため、店舗閉鎖や人員異動時にお客様との接点を失うリスクがありました。これにより、顧客管理が複雑化してしまっていたのです。
BizCloを導入することで、これらの課題をクリアし、店舗ごとのコミュニケーションを統合できるようになります。分散していた顧客情報を一つのアカウントで管理することで、地域ごとの営業担当者への引き継ぎもスムーズになります。また、LINE公式アカウントから友だち登録を促進することで、1to1の対話が可能になります。
BizCloの特徴と利点
BizCloは、株式会社MicoとLINEヤフー社が協力して提供するサービスで、主に営業やカスタマーサポート部門でのコミュニケーションを円滑にします。このサービスにより、無制限に1to1チャットが無料で行えるため、顧客への迅速な対応が可能になります。さらに、顧客情報を可視化することで、それぞれのお客様に最適な物件紹介や質問応答を迅速に行える環境を整えることができます。
組織全体でのサービス品質向上
常口アトムの営業企画部の合田和正様は、「BizClo導入によって、店舗間での顧客情報の共有が強化され、組織全体での顧客情報の一元管理が可能になります。これにより、サービス品質を向上させ、お客様との信頼関係を築いていくことができる」と述べています。
お客様とのコミュニケーションの強化
今後、このBizCloを利用することで、従来の運用形態では難しかったコミュニケーションの強化が進むことが期待されます。顧客との継続的な接点を保つことができるため、店舗の閉鎖やスタッフの移動があった場合でも、顧客からの信頼を失わずに済むのです。また、複数名への情報配信も容易なため、業務効率の向上にも寄与するでしょう。
まとめ
常口アトムは今後、BizCloを活用して賃貸業務の効率化を図り、お客様へのサービスを向上させていく予定です。この新たな取り組みは、不動産業界における顧客サービスの在り方を変える可能性があります。北海道の不動産業界が直面する課題を解決する一つの手段として、今後の展開に期待が寄せられています。