世界一の靴職人島本亘氏の傑作が伊勢丹新宿店で展示

靴職人・島本亘氏の特別展示が伊勢丹新宿店に登場！

世界的に評価されている靴職人、島本亘氏が手がけるORMAの作品が、伊勢丹新宿店メンズ館にて特別展示されます。この展示は、伝統的な製法を駆使した靴が一堂に会するものであり、多くの靴愛好者やファッションに興味を持つ方々にとって見逃せないイベントです。

イベント内容

特別展示は、メンズ館地下一階で行われ、10月22日（土）と23日（日）の2日間にわたって開催されます。この展示に先立ち、10月8日と9日には表参道でトランクショーも予定されています。トランクショーでは、世界靴製作選手権2022で優勝した靴のプロトタイプとデザイン画を披露されるほか、多数のビスポークサンプルや、希少な素材を用いたMTOフィッティングサンプルも展示されます。

靴の魅力

島本氏が手がけた靴は、すべてヨーロッパを中心に厳選された良質な革を使用しています。エキゾチックレザーや珍しい革素材が多数用意されており、特に国産の野生の猪の革は、摩耗性や耐久性に優れ、一般的な牛革よりも軽いという特徴があります。また、独自の手法で鞣された猪革は、ナチュラルな風合いを持ちながらも、経年変化が少なく、よりしなやかで足当たりの優しい素材となっています。

ORMAのこだわり

ORMAの靴は、ハンドラスティングやハンドソーンウェルテッドなど、職人の手による精緻な工程を経て作られています。特に、World Championship of Shoemaking 2018において国際的な評価を受けたモデルを基に、実用的に改良されたモデルを、シーズン限定で受注生産します。これにより、靴作りの醍醐味を感じることができるでしょう。

島本亘氏の背後にある歴史

島本氏は独学で靴作りを始め、卒業後には靴修理工房での経験を経て、2009年にイタリアのフィレンツェに渡りました。そこで、日本人ビスポークシューメーカーの先駆け、深谷秀隆氏に師事し、10年にわたる修行を経て神奈川県鎌倉市でORMAを設立しました。彼の作品が世界的に評価される理由は、その技術と情熱にあります。