調達DX推進連携始動
2025-12-18 13:22:01
NTTデータ イントラマートがAmazonビジネスと連携、調達業務のデジタル化を推進
株式会社NTTデータ イントラマートが、法人および個人事業主向けのEコマースプラットフォームであるAmazonビジネスとのシステム連携を開始しました。この新たな取り組みは、調達業務プロセスを一元管理することで、企業のデジタル変革(DX)を加速させることを目指しています。
イントラマートのクラウド型調達・購買システム「intra-mart Procurement Cloud」(以下、iPC)は、企業が必要とする商品を効率的に管理し、発注から支払いまでをシームレスに行うことを可能にします。今回の連携により、ユーザーはAmazonビジネスの商品をiPCを通じて直接検索し、発注することができます。この仕組みにより、手入力作業の削減や発注ミスの防止が図られ、業務効率化が進む見通しです。
調達業務の現状をみると、国内企業では営業や顧客管理のシステムはデジタルトランスフォーメーションが進んでいる一方で、調達や購買の現場では依然としてメールやExcel、紙による属人的な運用が続いているのが実情です。特に、備品や消耗品などの間接材の購入においては、判断が各現場に分散しているために承認漏れやルール逸脱といった問題が頻発しています。このような状況では、情報が分散することで購買内容の把握や管理が難しくなり、企業全体の統制を弱めてしまう恐れがあります。
iPCは、大手企業や中堅企業をターゲットにし、見積もりから支払いまでを一貫して行えるシステムとして位置づけられています。今回のAmazonビジネスとの連携により、商品のチョイスや発注のプロセスが一元化され、これまでの課題を解決するための新たな道を開きます。
具体的には、以下の3つの機能が強化されます。
1. シームレスな発注:Amazonビジネスの商品をiPCから直接発注することができ、企業内の購買ルールに基づいた承認フローを維持しつつ、発注処理が行えます。
2. 購買データの一元管理:Amazonビジネスでの購入履歴や金額はiPC上に集約されるため、企業全体の購買状況を可視化可能です。この情報を元にコスト分析や内部統制の対応が容易に行えます。
3. ワークフローとの連携:購買申請や承認プロセスがiPCを通じて自動化され、業務フローの効率化が図られます。
今後、イントラマート社ではさまざまな購買チャネルとの連携を拡張し、柔軟に対応できる調達プラットフォームとしての進化を続ける予定です。また、サプライヤーとの直接契約を基にすることで、中間マージンを排除し、より適正な価格での購買を実現することにも貢献します。
同社はこれからも、お客様の業務課題を解決するための製品ソリューションを提供し続ける姿勢を貫きます。調達DXがもたらす業務の効率化と内部統制の強化は、多くの企業にとって喫緊の課題であり、この新しい連携がその解決の手助けとなることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社NTTデータ イントラマート
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