阿見町と「おいくら」の提携
2025-01-30 15:54:49

阿見町が「おいくら」と提携しリユース事業を推進へ

阿見町が不要品リユース事業を開始



茨城県阿見町は、2025年1月30日より株式会社マーケットエンタープライズと協力し、リユースプラットフォーム「おいくら」を利用した新しい取り組みをスタートします。この提携は、地域の廃棄物問題を解決し、持続可能な循環型社会の形成を目指すものです。

取り組みの背景



阿見町は2024年に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されて以降、食品ロスや紙資源のリサイクルに注力しています。しかし、町民からはリユース可能な粗大ごみが多い中での廃棄物処理に対し、より効率的な解決策が求められていました。

一方で、マーケットエンタープライズはリユース事業に注力し、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みを行っています。これらの背景から、両者のニーズが合致し、今回の提携が実現しました。

「おいくら」とは



「おいくら」は、マーケットエンタープライズが提供するリユースのためのプラットフォームで、不要品を査定依頼することで全国のリサイクルショップと連携し、簡単に一括査定が可能になります。これまでの利用者は約130万人にも及び、多くの方に支持されているサービスです。

阿見町のリユース促進策



阿見町では、週に1回の収集やクリーンセンターへの搬入による粗大ごみ収集を行っていますが、特に大型や重い品物の処理が難しいといった声が多く聞かれていました。そこで「おいくら」を利用すると、自宅への出張買取が可能になり、大型品でもスムーズに手放せるようになります。また、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル対象品を持ち込むケースも多くなったため、これを手軽に処理できる点も大きな魅力です。

買い取った不要品の受け渡しも、最短当日に可能となり、町民にとっての利便性が向上します。何よりも、町の費用負担がないため、住民にとって使いやすいサービスとして提供されます。

今後の展望



今回の取り組みは、2025年1月30日から公式に始動し、阿見町のホームページで「おいくら」の情報が一覧できるようになります。このコラボレーションにより、不用品の二次流通が活性化し、全体的な廃棄物削減につながると期待されています。

また、町民がリユースの重要性を認識することで、「捨てる」から「リユースする」という新たな選択肢が広がります。これは単なる廃棄物削減に留まらず、町全体の意識改革につながる大きな意義を持っています。

このように、阿見町とマーケットエンタープライズの官民連携による取り組みは、廃棄物の処理量やコストの削減にも大きく寄与し、さらなる効果が期待されています。

阿見町について



阿見町は、自然豊かな風景と優れた医療施設を有する地域です。特産品には阿見グリーンメロンやれんこん、すいかがあり、地域資源を活かした地域経済の発展にも注力しています。2017年に圏央道全線開通に伴い、交通利便性も向上し、住民にとって快適な生活環境が整っています。

このように、地域の取り組みが生かされたリユース事業の実現は、持続可能な地域社会の形成に向けた大きな一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社マーケットエンタープライズ
住所
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060

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