デジタル人材育成を加速するCIVIL CREATEの新たな試み
CIVIL CREATE株式会社は、建設業界のデジタル化を推進するために、株式会社ニュージェックとともに新しい教育プログラム「サクシェアCAMP」を導入しました。このプログラムは、入社前に希望者が受講できるオンライン型の3D編集スキル習得コースです。これにより、ニュージェックに入社予定の方々は、業務に役立つスキルを身につけ、早期に戦力として活躍することが期待されています。
プログラムの背景
国土交通省が推進するBIM(Building Information Modeling)およびCIM(Construction Information Modeling)の普及が進む中、建設業界でのデジタル技術の活用が急速に進んでいます。しかし、依然として3Dモデリング技術を扱える人材が不足しており、人材育成は喫緊の課題となっています。ニュージェックは、入社前の学習機会を提供することで、新たなキャリアをスタートする社員を積極的に支援しています。
「サクシェアCAMP」とは
「サクシェアCAMP」は、オンラインで提供される3D編集スキル習得プログラムです。主な特徴は以下の通りです:
- - 学習スタイル:1日1時間の授業を計30時間実施し、BIM/CIM対応のモデリングスキルを習得。
- - 教材とサポート:基礎解説動画や事例学習に加え、チャットでメンターへの質問が可能。
- - 学習環境:受講生は自宅のPCを利用し、自分のペースで学習できます。
- - 使用ソフト:Autodesk社提供の「Civil 3D」を使用。
このプログラムは短期間で実務に役立つスキルを習得できるため、建設業界における人材育成の新たなアプローチとして注目されています。
コメント
ニュージェックの人事担当者は、「当社では、入社前に希望者が学習できる機会を提供しており、『サクシェアCAMP』の導入が社員のキャリア形成に役立つものと考えています」と語っています。
一方、CIVIL CREATEの代表は、「ニュージェックと連携でき、未来を担う若者に『サクシェアCAMP』を提供できることを大変嬉しく思います。デジタル人材育成を進め、業界全体の発展に貢献していきます」と意欲を示しました。
今後の展望
CIVIL CREATEは、今回の取り組みを契機として、さらなる教育支援の拡大を目指します。入社前の学習希望者や若手社員向けに、建設業界のDX推進と持続可能なインフラ形成に寄与する計画です。
企業紹介
株式会社ニュージェックは1963年に設立された総合建設コンサルタントで、自然災害対策やカーボンニュートラルに取り組んでいます。都市と災害に強いインフラの構築を目指し、豊富な経験を生かした事業展開を行っています。また、CIVIL CREATEは、建設業界のDX推進を目指し、2024年4月に設立された企業です。3D編集スキルを習得できるオンラインプログラム「サクシェアCAMP」を提供し、建設の魅力を広める活動にも取り組んでいます。
これからの建設業界には、デジタルスキルを持つ人材がますます必要となります。CIVIL CREATEとニュージェックの取り組みが、今後の業界の発展にどのように寄与するのか、注目が集まります。