AI医療機器の進展
2025-02-07 09:04:28

AIでの認知症診断が加速!エクサウィザーズの新医療機器が優先審査に

エクサウィザーズ、AI医療機器の新たな展開



株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長:春田 真)は、その100%子会社である株式会社ExaMD(東京都港区、代表取締役:羽間 康至)が開発中の革命的なAI医療機器についてお知らせします。この製品は、自由な会話を通じて認知症を診断する仕組みを持っています。そして、最近厚生労働省よりプログラム医療機器(SaMD)として優先審査の対象品目に承認される方針が決まりました。

プログラム医療機器の優先審査とは?



この優先審査制度は、2023年度から導入された新しい取り組みで、医療ニーズが高い分野での革新的な製品に対して、迅速な承認を可能にします。ExaMDが開発した本製品は、30秒間の自由な会話を2回行うことで約1分で診断の支援を行うことができ、多くの人が利用するスマートフォンから簡単に利用できます。

開発状況と今後の展望



ExaMDは現在、医療機器製造販売業の許可取得に向けて活動中であり、昭和大学をはじめとする専門医療機関と協力し、多角的に医学的な検証を進めています。短時間での簡易診断ながらも、高い判定精度を維持する新たなモバイル型診断機器の開発を目指しています。

厚労省による優先審査への指定により、実質的に審査が前倒しされ、優先的に相談や審査を受けることが可能になります。これにより、より早期の薬事承認が見込まれ、早く誕生することが期待されています。

社会へのインパクト



認知症は、2024年5月に厚生労働省の研究班によって発表された推計によると、2030年には523万人に増加するとされています。軽度認知障害(MCI)を含めると、将来的には1,000万人規模となる可能性があります。認知症はできるだけ早く診断し、治療を行うことでより効果的な改善が見込めることから、早期発見は重要な社会的課題といえます。

ExaMDの製品が普及することで、こうした課題解決に寄与できることが期待されています。今回の優先審査指定を最大限に活用し、製品の実用化を加速させるための活動を続けます。

株式会社ExaMDの概要



ExaMDは、健康と医療に特化したAIサービスを提供する企業として2024年2月に設立されました。AIを用いた医療機器やヘルスケアサービスの開発・販売を行い、AI開発の株式会社エクサウィザーズが100%出資しています。

  • - 所在地: 東京都港区芝浦4丁目2番8号 住友不動産三田ファーストビル5階
  • - 設立: 2024年2月
  • - 代表者: 代表取締役 羽間 康至
  • - 事業内容: 認知症をテーマとした社会課題解決に向けた製品やサービス等の企画・開発・販売
  • - 公式サイト: ExaMD公式ウェブサイト

まとめ



AIを駆使した医療機器の開発は、未来の医療に革新をもたらす可能性を秘めています。ExaMDの取り組みが進むことで、多くの人々が早期に認知症の診断を受けられるようになり、社会全体の健康状態の向上に寄与することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社エクサウィザーズ
住所
東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号

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