三菱地所、経団連のスコアリングで評価を受ける
三菱地所株式会社は、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が実施した「第3回スタートアップフレンドリースコアリング」において、見事4位にランクインしました。このスコアリングは、日本の社会におけるイノベーションの推進を目的としており、経団連が定義した「スタートアップ躍進ビジョン」の一環として行われています。
経団連の取り組み
経団連は、2022年にスタートアップの育成を促進するための提言を発表し、それを実現するための具体的な行動を促す形でスコアリングを導入しました。評価は「リソース提供」「事業・人材の取込み」「事業・人材の輩出」という3つの軸に基づいて行われ、国内の111社の大企業が参加しています。この競争の中で4位に入ったことは、三菱地所の取り組みが高く評価された証です。
三菱地所のスタートアップ支援
三菱地所は、これまでも様々な方法でスタートアップやベンチャーキャピタルへの投資を行い、成長支援や事業共創を積極的に進めてきました。これらの取り組みは、丸の内エリアを中心に展開する数多くのイノベーション施設に見られます。
特に、Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)を運営し、大企業やスタートアップ、アカデミア、行政との連携を強化し、オープンイノベーションを促進しています。これは、新たなビジネスの創出と多様なプレーヤーとの協働を目指すものです。
具体的な取り組み
三菱地所のオープンイノベーションクリエイションは多岐にわたります。例えば、コーポレートベンチャーキャピタルとして「BRICKS FUND TOKYO」を運営し、社会課題の解決や産業の転換を目指すスタートアップに対して資金提供を行うほか、事業方面でも提携を進めています。
成長支援・協業
三菱地所は、投資先のスタートアップに対し、製品やプロダクトの導入を行ったり、DX推進などを通じて地域価値の向上を図っています。これにより、スタートアップの成長を促すと同時に、三菱地所としてのビジネス価値も高まることを目指しています。
ビジネス共創
また、スタートアップとともに新たなビジネスモデルの立ち上げを目指し、ジョイントベンチャーの設立やM&Aにも積極的に関与しています。これは、より高い競争力を持つ企業を育成するための重要な要素です。
オフィス・コミュニティの形成
丸の内において、スタートアップ向けのオフィスを5施設展開し、各施設のデザインや機能をスタートアップのニーズに合わせています。これにより、企業間の協業を促進し、日本市場における競争力の向上に寄与しています。
今後の展望
三菱地所は、今後も自身のビジネスモデルを革新し、より多くの価値を創出するため頑張ります。多様なプレーヤーとのコラボレーションにより、ビジネストランスフォーメーションを推進し、次世代の豊かさに繋がるような環境を整えていく所存です。経団連のスコアランキングによる評価は、三菱地所が持つ未来志向のアプローチの一例であり、今後の活動にも大いに期待が寄せられています。