未来のデザインを生み出す場、シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション
一般社団法人未来ものづくり振興会が主催する「第18回 シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」が、2025年4月1日から始まります。このコンペは、新しいプロダクトデザインを世界中から募集するもので、テーマは「つながるしるし」とされています。このテーマのもと、過去最多の参加が期待される中で、斬新なアイデアの数々が登場することとなります。
前回の成果と期待
前回の第17回コンペでは、1,538作品が集まり、その中から9つの優れた作品が受賞しました。特に注目されたのは、受賞作品が商品化される点であり、実用性と創造性を兼ね備えた作品が実際に市場で流通することが期待されています。今回のコンペでも、受賞したデザインは商品化が検討されていますので、参加者には大きなチャンスが待っています。
テーマ「つながるしるし」とは?
今回の「つながるしるし」のテーマは、さまざまなものがつながり、新しい可能性を広げることを目指しています。「つながる」とは、物理的なものだけでなく、感情や考えなどの抽象的なものも含まれます。応募者は、このテーマに基づいて、革新的なアイデアを呈示することが求められています。日常生活の中で感じる人とのつながり、物同士の相互作用を考え、全く新しい価値を生み出すプロダクトを創造することが期待されています。
応募要項
応募は個人、グループ、企業、団体を問わず、年齢や性別、国籍も不問です(ただし、日本語でのコミュニケーションが可能であることが必要です)。応募作品は未発表のオリジナル作品に限られ、審査が行われた後、通過者には模型制作費1万円(税込)が支給されます。また、入賞された場合は東京都内で行われる表彰式への参加が求められます。
賞金の詳細
受賞作品には、グランプリとして300万円、準グランプリが2作品でそれぞれ50万円、審査員賞が5作品でそれぞれ20万円、特別審査員賞が1作品で20万円が授与され、合計9作品が表彰されます。そして全ての受賞作品が商品化される可能性があるため、高い注目を集めることでしょう。
審査員の紹介
審査員には著名なデザイナーやクリエイターが名を連ねており、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏、三澤遥氏の4名に加え、建築家の大西麻貴氏がゲスト審査員として参加します。各審査員からは、デザインに対する期待やメッセージが寄せられています。
過去の成功に続け
これまでのコンペでは、「自己QR」や「わたしのいろ」といった作品が商品化され、成功を収めています。受賞作品の実用化はデザイナーにとっても大きな励みとなることでしょう。未来の「しるし」を形にする絶好のチャンスが、このコンペを通じて広がります。
結論
デザインの新たな可能性を求めて、奮って応募してみてはいかがでしょうか。クリエイティブな「つながり」を表現し、未来に繋がるプロダクトを生み出す期待が高まります。詳細な応募要項については公式サイトをご確認ください。