RENOSYの新レポートが示す2025年上半期の動向
株式会社GAテクノロジーズが運営するAI不動産投資サービス「RENOSY」は、2025年4から6月までの成約顧客動向をまとめた「不動産投資顧客動向レポート」を発表しました。このレポートは、昨今の不動産投資市場における動向を把握する上で非常に貴重な情報を提供しています。以下にその主なポイントを紹介します。
成約顧客の年齢層
2025年4〜6月の成約顧客を年齢別に見てみると、30代と40代が中心であり、それぞれ32%及び39%を占めました。この結果から、働き盛りの世代が不動産に対して積極的な関心を持っていることがうかがえます。興味深いのは、年間を通して年齢層の分布に大きな変動がないことです。これは不動産投資が広く受け入れられている証拠とも言えます。
成約顧客の年収分布
年収に関しては、500万円から700万円未満の層が18%、700万円から1,000万円未満が23%、1,000万円から1,500万円未満が24%、さらに1,500万円から3,000万円未満も同じく24%と、年齢ごとに均等に分散されているという特徴が見られました。このように、幅広い年収帯から顧客が集まっていることは、不動産投資の魅力が多くの人にとって魅力的であることを示しています。
投資経験とその変化
意外なことに、2025年4〜6月の成約顧客の67%は「投資経験あり」とのことです。これは前年度に比べて若干の減少を示しており、2024年には70%以上の顧客が経験者でした。この数字からも、不動産投資を検討する新規の顧客が増えていることが推察されます。特に初めての投資として不動産を選ぶ人が多くなっているのかもしれません。
物件の所在地
成約した物件の所在地に目を向けると、東京都が45%を占め、大阪府が21%と続いています。特に大阪府は再開発や万博の開催、さらにはIR開発といった好材料が重なり、高い成約率を記録しています。国土交通省が発表した公示地価データも、大阪府の住宅地が4年連続で上昇を見せている背景には、このような市場の動向が影響していると考えられます。
まとめ
2025年のRENOSYによる不動産投資顧客動向レポートは、不動産市場の変化を実感させる内容となっています。特に、幅広い年齢層と年収帯が回答していること、また東京都だけでなく大阪府の成約件数が増えていることは、今後の不動産投資における注目ポイントです。これらの情報を踏まえ、投資家はマーケットの動きを見逃さないようにしたいものです。
詳しいデータや調査結果については、RENOSYの公式サイトおよびマガジンを参考にしてください。
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