標準化全国大会2025
2025-08-01 10:37:35

2025年標準化と品質管理全国大会の詳細と注目講演者のご紹介

2025年標準化と品質管理全国大会の詳細



一般財団法人日本規格協会は、2025年10月14日(火)に標準化と品質管理全国大会を東京・永田町の都市センターホテルで開催します。これは年に一度、標準化と品質管理に関連する多様な関係者が集う大規模なイベントです。今年のテーマは「持続可能な未来社会をデザインする― 実現のカギはルールメイキングとデジタル革新」となっており、さまざまな視点から持続可能な社会作りに貢献しようという意気込みが伺えます。

全国都道府県での地区大会も


この全国大会に先立ち、全国7か所で地区大会も開催され、参加者は各地域の特性に基づいた情報共有や学びを得ることができます。全国大会及び地区大会に申し込むことで、後日無料で講演動画を視聴できる特典もあるため、参加者にはぜひスケジュールを確保しておいていただきたいところです。

注目の講演者たち


今年の大会も、午前中に基調講演、午後には個別講演とパネルディスカッションで構成されており、参加者は多様なテーマに触れることができます。第3弾として発表された講演者の中から、特に注目の内容をいくつかご紹介します。

JR東日本が語る安全性と標準化


東日本旅客鉄道株式会社の服部鉄範氏による講演では、鉄道輸送に依存する日本の安全性技術や国際的な標準化への取り組みについての理解が深まります。欧州を中心に進んでいる標準化のトレンドと、日本の技術がどのように対応しているのか、非常に興味深い内容となっています。国際的な視点が必要とされる中で、安全性を高めるためのイニシアチブを共有する貴重な機会です。

京町家とSDGsに学ぶ


次に杉本節子氏の講演「京町家の生活は始末から~『おばんざい』など庶民生活は伝統的なSDGs~」では、京都の伝統的な家屋とその生活スタイルから得られる教訓を探ります。杉本家住宅は重要文化財にも登録されている歴史ある場所で、古き良き伝統に基づく質素な暮らしの知恵が現代の持続可能性にどのように寄与できるかを考察しています。

JISマークの重要性


坂本貴之氏による「JISマーク表示制度」の講演では、物価高や人手不足が影響を及ぼす現代の製造業におけるJISマーク製品の信頼性確保について取り上げます。最新の審査情報や指摘事例を共有し、適切な品質管理の実現に向けた具体的な示唆を受けることが期待されます。

パネルディスカッションでの知見


また、パネルディスカッションでは、東京大学の村上進亮教授がファシリテーターとして、欧州の最新規制と日本のチャンスについて討論を行います。参加する専門家たちは、サーキュラーエコノミーに基づいた経済活動の重要性とその展望について語り合います。この対話を通じて、聴衆も新たな視点を得ることができるでしょう。

今後のスケジュール


全国大会への参加申し込みは2025年8月上旬から始まる予定です。早期にスケジュールを押さえて、参加を検討することをお勧めします。特に興味深いテーマが多く、学び合う絶好の機会を逃さないようにしましょう。地区大会についての詳細も公開される予定ですので、後日お見逃しなく!

日本規格協会の役割


日本規格協会は1945年に設立されて以来、標準化と管理技術の普及に向けた取り組みを進めています。JISや国際規格、各種マネジメントシステムの審査登録・認証など、多くのサービスを通じて、日本の企業の国際競争力を強化し、安全安心な社会の実現に寄与しています。参加者がここで得られる知識とネットワークが、未来の日本をより良いものにする力になることを願っています。


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会社情報

会社名
一般財団法人日本規格協会
住所
東京都港区三田3-11-28三田Avanti
電話番号

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