Capichi資金調達
2021-12-12 17:10:01
ベトナムで急成長中のフードデリバリーCapichiが4000万円調達
ベトナムのフードデリバリーサービス、Capichiの成長
ベトナムのハノイとホーチミンを拠点に展開されているフードデリバリーサービス、Capichiがこの度4000万円の資金調達を実施しました。本記事では、Capichiの成り立ちや、今後の展望について探ります。
Capichiのサービス概要
Capichiは、2019年に設立され、当初は飲食店の動画検索や予約ができるアプリを開発しました。その後、新型コロナウイルスの影響により、2020年にフードデリバリーサービスを迅速に立ち上げました。最初は日本人ユーザーを対象とし、ハノイの日系飲食店舗からサービスを開始しましたが、2021年にはホーチミン市への進出を果たし、国際色豊かなユーザー層を獲得しています。
現在、会員ユーザー数はなんと6万人を超え、提携店舗数も600店舗以上に達しています。特に注目すべきは、中高級および外資系の飲食店が多く揃っている点で、Capichiはベトナムのフードデリバリー市場において他のサービスと比べても最大規模を誇っています。
フードデリバリー市場の背景
Capichiが活動するベトナムでは、コロナ以前からお持ち帰りやバイクデリバリーが盛んであり、その土壌の上にコロナ禍でさらなる成長が見られています。2021年には、フードデリバリー市場の規模が3.7億ドルに達し、2024年には5.5億ドルに成長するとされています。この背景には、ベトナム人が食にお金をかける文化があるため、経済的な困難があっても飲食に関連した消費は安定していることが挙げられます。
業務提携と配達品質の向上
Capichiは、ベトナムにおいて最大手のオンデマンド配達サービスであるAhamoveと提携し、デリバリー部分を委託しています。将来的にはビンズンなど他の地域にもサービスを拡大していく見込みです。この提携により、より高品質で迅速なデリバリーが可能になると期待されています。
資金調達の目的
今回の資金調達は、主に以下の3つの目的を持っています。
1. マーケティングの強化:現在、ユーザーの50%が日本人ですが、これを2022年3月までにベトナム人の割合を70%に引き上げることを目指しています。
2. チーム体制の拡充:特にマーケティングとエンジニアのチームを強化し、多国籍のユーザーに対応したサービスの向上を図ります。
3. 地域展開:ベトナム国内のみならず、インドネシアのジャカルタにもサービスを展開する予定です。
投資家からの支持
新規投資家の皆様からも大きな期待が寄せられており、特に代表取締役の森さんのビジョンと行動力に感銘を受けたとの声が多く聞かれます。彼らはCapichiがベトナム市場で欠かせない存在になると見込んでおり、今後の展開に注目が集まっています。
代表の思いと今後
森社長は、20歳からベトナムに住み続けてきた経験をもとに、この国の未来に大きな可能性を感じています。会社としてもまだスタートラインに立ったばかりとのことで、今後の成長や新たな挑戦が非常に楽しみです。Capichiはこれからも、国境を超えて豊かな体験と出会いを提供し続けることを目指しています。
まとめ
Capichiの成長は、ビジネスモデルの柔軟性や多国籍なユーザー層への対応力に裏打ちされています。資金調達を通じて、さらなるサービスの向上と新規地域への展開が進むことでしょう。ベトナム、そして東南アジアにおけるCapichiの動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社Capichi
- 住所
- 112 ROBINSON ROAD #07-04, ROBINSON 112 SINGAPORE
- 電話番号
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