有馬晋平スギコダマ展が福岡と鎌倉で開催
2024年の11月28日から12月2日まで福岡で、そして12月6日から12月10日まで鎌倉で、アーティスト有馬晋平による「スギコダマ展」が開催されます。この展示会は、挑戦的な視点から日本の自然や山、そしてその文化について熟考する機会を提供します。
スギコダマとは?
有馬晋平が約20年間にわたり手がけてきたスギコダマは、自然の素材である杉を用いて制作されたアート作品です。勾玉型に仕上げられたこの作品は、秋田、吉野、四国、九州、そして名も無き杉たちの木を使い、それぞれの木の特性を活かすことで、感覚的な体験を提供します。
杉は、昭和の高度経済成長期に日本で植えられた木々であり、国土保全や自然環境の維持に貢献してきました。そのため、スギコダマは日本の自然と文化の重要な一部であり、環境や歴史への思いを深める作品でもあります。
自然と都市生活の接点
現代人は都市生活を送る中で、自然から切り離された生活を送っていることが多いですが、スギコダマはその状況を見つめ直すきっかけを与えてくれます。この展示会を通じて、アニミズム的な考え方や日本の自然との関係を再発見してほしいと、有馬は願っています。
トークイベントの開催
また、展示会期間中、特別なトークイベントも開催されます。日時は11月30日(土)14:00から、福岡市西区で行われ、参加者は有馬晋平とともに、株式会社YAMAPの代表春山慶彦や、シェアオフィスを運営する須賀大介、地域文化に関わる白水高広との対話を交わすことができます。
このトークイベントでは、山歩きのアプリを開発する春山と、海のそばでシェアオフィスを運営する須賀が、地域文化に根ざした内容について語ります。杉との向き合い方を中心に、多様な視点が交わることで、さらに深い理解と共感が生まれることでしょう。
会場と予約
展示会の福岡会場はシェアオフィスSALTで、鎌倉会場は余白 由比ヶ浜です。それぞれの地域での開催を機に、訪れることで新たな視点や触れ合うことのできる文化を感じることができるでしょう。
詳しい情報や予約は以下のリンクから行ってください。
自然、文化、アートを通じて、私たちが新たに何を感じることができるのか、参加者自身で体感しに出かけてみましょう。