アルテリア・ネットワークス、新オプションを発表
アルテリア・ネットワークス株式会社が提供する、ネットワークサービス「VANILA PrivateRoute」に新たなオプションが追加されることが発表されました。この新サービス『CloudConnect Dedicatedタイプ』は、VANILAと「AWS Direct Connect」を最大10Gbpsで結びつけ、企業のデータ通信量の急激な増加に対応することを目的としています。2025年3月10日からの提供を予定しており、これにより企業の通信環境が一層快適になると期待されています。
背景:通信量の増加
近年、AI技術の進化やリモートワーク、遠隔学習の普及に伴い、オンラインでの会議やクラウドサービスの利用者が急増しています。このような背景から、データ通信量は年々増加し続けており、快適なネットワーク環境を提供するためには、効率的なインフラ整備が必要とされています。この新たなオプションサービスは、まさにそのニーズに応えるものです。
VANILA PrivateRouteの特徴
VANILA PrivateRouteは、企業が自社のネットワークに接続するだけで、さまざまなネットワーク機能を利用可能とするクラウド型サービスです。既存のVANILA vCenterRouterを利用することで、アット東京が提供するデータセンター内での相互接続プラットフォームATBeXを経由し、クラウドサービスにダイレクトに接続することができます。新たに追加されたCloudConnect Dedicatedタイプでは、イーサネット専用線「ダイナイーサ」経由で最大10Gbpsに達する通信が実現できるため、ユーザーはより高速で安定したネットワーク環境を享受できます。
サービスの提供内容
CloudConnect Dedicatedタイプは、自社のネットワーク要件に応じた幅広い帯域メニューを選択できるところが大きな魅力です。具体的には、VANILA PrivateRouteの契約が必要で、別途イーサネット専用線の契約も求められますが、それを踏まえても企業にとっては多様なニーズに応える有用な機能と言えるでしょう。
この新サービスの導入に伴い、ユーザーは、VANILAのプラットフォームからインターネットに依存せず、低遅延で広帯域なクラウド接続環境を構築できるようになります。これにより、増加するトラフィック需要に対処するためのネットワーク設計を実現することができます。
アルテリアの今後の展望
今後もアルテリアは、VANILAの機能拡充に努め、企業ネットワークの変化に柔軟かつ迅速に対応できるようサービスの進化を続けます。持続可能な未来に向け、独自に築いたネットワークを通じて、新たな価値創造を目指しています。
さらに、VANILAの開発担当者による公式noteでは、本サービスの特徴や開発秘話が語られており、興味深い内容となっています。これを通じて、アルテリアのネットワークが描く未来像にも触れることができるでしょう。
まとめ
アルテリア・ネットワークスは、データ通信量の増加に対応するためにVANILA PrivateRouteに新たなオプション『CloudConnect Dedicatedタイプ』を追加しました。これにより、企業はより快適なネット環境を手に入れられます。ますます進化するテクノロジーの中で、アルテリアは今後も企業のニーズに応える姿勢を崩さず、革新的なネットワークソリューションを提供し続けることでしょう。