北陸に新コート誕生
2024-06-27 01:42:40

北陸エリアの復興を後押し!バスケットボールコートが完成!赤穂3兄妹も駆けつけた寄贈式

能登半島地震からの復興支援の一環として、一般社団法人ピックアッププレイグラウンドは、石川県内灘町総合公園にあるバスケットボールコートをリニューアルする「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」を立ち上げました。

このプロジェクトは、税金を使わず自主財源でコートを整備するというもので、クラウドファンディングでは343名の支援者から合計7,005,000円の支援金が集まりました。完成したバスケットボールコートは、地域の特徴である石畳や町家の紅殻格子をデザインモチーフに、日本海の青と金箔のゴールド、鼓門やバスケットボールをイメージしたオレンジをメインカラーとして採用。地域の子どもたちや若者をバスケットボールを通じて勇気づけるだけでなく、観光資源としても魅力的なコートに生まれ変わりました。

寄贈式には、内灘町長の川口克則氏をはじめ、関係者や地元出身のバスケットボール選手、赤穂3兄妹(ひまわり選手、さくら選手、雷太選手)が出席しました。トークセッションでは、赤穂3兄妹がバスケットボールを通じた復興支援について語り、地元の子どもたちへのメッセージを送りました。

赤穂さくら選手は「体育館は予約が大変ですが、いつでもバスケができる環境が整ったことが嬉しいです。ここでクリニックを開催して、地元の子供たちと一緒にプレーできたら最高ですね。」と喜びを語りました。

赤穂雷太選手は「本当に綺麗なコートだと感じました。ストリートコートは代々木のイメージが強いですが、ここが新たな聖地になればいいなと思います。素晴らしい環境が用意されたので、地元の子供たちにたくさん練習してもらって、未来のBリーガー、Wリーガーがここから誕生することを願っています。」と期待を込めて話しました。

赤穂ひまわり選手は「身近な場所にとても映えるコートができたのでたくさん使ってもらえたらと思います。いまバスケットボールがとても注目されているので、こんなコートがたくさん増えて、さらに広がっていってほしいと思います。私自身は、バスケはとにかく楽しむことが大切だと思っていて、この場所でプレーを楽しんでもらいたいですし、私も楽しむ姿を見せていきたいですね。」と、バスケットボールの魅力を伝えました。

寄贈式には、漫画「SLAM DUNK」の作者であり、一般社団法人ピックアッププレイグラウンドをサポートする井上雄彦さんからもメッセージが寄せられました。「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」により、内灘町のバスケットボールコートが美しく完成したことをとても嬉しく思います。このコートに集うプレイヤー1人1人の力で、日本バスケの景色をさらに豊かにしていきましょう。」と、プロジェクトへの期待を表明しました。

また、スポーツ庁長官の室伏広治氏からもメッセージが寄せられ、北陸の復興支援並びに、このコートを起点に全国へと展開される「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」へエールを贈りました。

「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」は、一般社団法人ピックアッププレイグラウンドが、スポーツ施設の総合建設業大手「長谷川体育施設株式会社」とパートナーシップを締結し、全国の公園に屋外バスケットボールコートを増やしていく「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」の一環として行われています。内灘町のコートは、このプロジェクトの記念すべき第一号のコートとなります。

一般社団法人ピックアッププレイグラウンドは、2021年11月に設立された団体で、公園や街中といったパブリックな場所でバスケットボールをプレイできる環境をつくり、誰でもバスケットボールを楽しめるようにすることを目指しています。

「PICK UP PLAYGROUND」というシグネチャーイベントでは、公園に集まった人々が即席のチームを組んでゲームを行い、終わった後は全員でゴミを拾うという活動を行っています。このイベントを通じて、地域住民の交流を促進し、コミュニティを育むことを目指しています。

2022年10月には、日本のストリートバスケットボールの聖地として知られる東京・代々木公園のバスケットボールコートを、税金を使わずに自主改修するプロジェクトを成功させています。

「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」は、全国の公園に屋外バスケットボールコートを増やすことで、バスケットボールの文化を日本中に根付かせることを目指しています。ピックアッププレイグラウンドコートを作りたい自治体を募集し、コート建設のアドバイスやデザイン、竣工後のコミュニティ作りをサポートすることで、地域住民が主体的にコートを運営し、バスケットボールを楽しむ文化を育むことを目指しています。
北陸エリアの復興支援という大きな目的を掲げ、完成したバスケットボールコートは、地域の人々にとってかけがえのない場所となるでしょう。赤穂3兄妹の参加は、地元への強い想いとバスケットボールへの熱い思いを象徴しており、多くの子供たちの心を刺激したのではないでしょうか。

「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」は、単なるコートの改修ではなく、地域活性化、コミュニティ形成、そして未来への投資という重要な役割を担っています。

バスケットボールを通じた復興支援という取り組みは、スポーツの力と可能性を改めて感じさせてくれます。地域住民の協力と情熱、そして企業や行政の支援によって、このプロジェクトが成功し、北陸エリアだけでなく、日本全国に笑顔と活力を広げていくことを期待しています。

このプロジェクトは、私たちにスポーツの力を再認識させるとともに、地域社会におけるスポーツの重要性を改めて考えさせてくれます。地域住民の結束を深め、子供たちの夢を育み、未来を明るく照らす、そんな希望に満ちたプロジェクトとして、今後の展開が楽しみです。

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