市原歴史博物館での特別展「うまれかわりの旅」
2025年10月11日より、千葉県市原市の市原歴史博物館において特別展「うまれかわりの旅―いちはらと出羽三山信仰―」が開催されます。この展示では、江戸時代から400年にわたる出羽三山信仰の歴史と文化を紹介し、市原市におけるその足跡を辿っていきます。
出羽三山信仰とは?
出羽三山は山形県に位置する一連の聖山で、古くから多くの信仰を集めてきました。市原市では、これに関連する信仰の遺物が多数残っており、特に出羽三山講と呼ばれる地区において重要な役割を果たしています。本展では、当館が所蔵する貴重な文化財を通じて、出羽三山信仰の深い魅力をお届けします。
展示内容
特別展では、山形県の出羽三山歴史博物館から貸し出される重要文化財の銅鏡や月山刀、そして市原市内で新たに発見された大日如来像などが展示されます。これらの資料は、長年一般には公開されてこなかったものであり、非常に貴重です。また、出羽三山への登拝に関する数百年にわたるデータも初公開されます。
イベント情報
さらに、展覧会に関連した様々なイベントも予定されています。特別展に合わせて、普段は訪れることのできないパワースポットを巡るバスツアー「市内の三山信仰足跡をたどる」が行われます。参加者は市原市内の隠れた信仰の場を訪問し、歴史に触れる貴重な体験をすることができます。このバスツアーは事前申し込みが必要で、定員は30名となっています。
また、千葉大学とのコラボレーションによる「せっけん鏡づくり」体験も開催されます。こちらは出羽三山の伝説に因んだ鏡のデザインを実際にせっけんで作成するワークショップです。こちらも事前申し込みが必要で、各回20名の定員となっています。
当日はこれらのイベントに合わせて、実演展示や講演会も行われ、多彩なプログラムが用意されています。特に、12月7日には文化財の専門家を招いた講演会が開かれる予定で、多くの方にご参加いただける内容です。
特別展の概要
- - 会期: 2025年10月11日(土)~12月14日(日)
- - 会場: 市原歴史博物館企画展示室
- - 観覧料: 一般600円、高校生500円、中学生以下無料
- - 特別展と関連イベント詳細: 公式サイト
この特別展は、市原市の文化や信仰の豊かさを再認識する素晴らしい機会です。ぜひ現地でその歴史に触れてみてください。10月11日の開幕をお楽しみに!