豊後高田市のジビエBBQ、新たな地域資源の活用始まる!
大分県豊後高田市に位置する「長崎鼻ビーチリゾート」にて、2023年7月12日から新たに「ジビエBBQセット」の提供がスタートしました。これは、地元の特産品や新鮮な旬の野菜を使用し、地域の課題解決にも貢献するという意図が込められています。
新メニューの背景
豊後高田市では、近年、鳥獣被害が深刻な問題となっています。特にイノシシやシカによる農林水産物への影響は大きく、2024年度の被害額は1億5700万円に達すると見込まれています。そこで、捕獲されたこれらの野生動物を捨てるのではなく、地域資源として有効活用することで、食文化を向上させ、地域の経済活性化を図ろうという試みが「ジビエBBQセット」に繋がりました。
地元食材を使用したBBQ体験
この「ジビエBBQセット」では、地元で捕れたイノシシやシカのお肉に加え、長岩屋地区の特産品である生七味や辛味噌、さらに旬の野菜を合わせたメニューが特徴です。ジビエは無添加で安心安全、鮮度にもこだわったものを提供しています。具体的には、BBQ串や生ソーセージ、ハンバーグなどが含まれ、一人前5,500円(税込)で楽しむことができます。
また、予約した先着60名には無料でイノシシチョップもプレゼントされるそうです。これは、大分県が誇るイノシシ肉の新しい楽しみ方の一つでもあります。他の地域では体験できない「豊後高田ならでは」のBBQを楽しむことができるとあって、多くの人々の関心を集めることでしょう。
自然との共生を志向
FoundingBaseが掲げる「地域資源の魅力を高め、交流人口の増加を目指す」という理念は、ジビエを介して地域の魅力をアピールすることにもつながります。ジビエはフランス料理などで高級食材として用いられる一方、日本ではまだまだ馴染みが薄い存在です。しかし、今や捕獲効果の高まりとともに、その楽しみ方が模索される中で、地域そのものの資源を最大限活用することが重要視されています。
さらに、長崎鼻ビーチリゾートでは、「海とすごす一日」というコンセプトのもと、自然の変化を楽しむ多彩なアウトドア体験も提供しています。BBQやキャンピングトレーラーでの宿泊、またシーカヤックや釣りなど、海を活かした活動が目白押しです。
豊後高田市の魅力
豊後高田市は、国東半島の豊かな自然景観と歴史文化に恵まれた場所です。国宝「富貴寺」や昭和35年代の街並みを再現した「昭和の町」、そして日本夕陽百選に選ばれた「真玉海岸」など、多くの観光名所もあります。そんな地域資源を活用したジビエBBQは、地域おこしの一環とも言えるでしょう。
訪れる価値がある体験
この夏、長崎鼻ビーチリゾートでのジビエBBQは、ただの食事ではなく、地域のストーリーを感じながら楽しむ特別な体験です。自然の恵みを余すところなく享受しながら、地元の食文化に触れるいい機会です。ぜひ訪れて、その新しい味わいを体験してみてください。予約は
こちらから。