賃貸住宅の未来を守る!修繕共済制度が大幅に進化
賃貸住宅オーナーにとって、大規模修繕は大きな課題です。高額な費用と、その資金調達に頭を悩ませているオーナーも多いのではないでしょうか。そんな課題を解決する画期的な制度として注目されているのが、「賃貸住宅修繕共済」です。
2022年6月にサービスを開始したこの制度は、当初、外壁や屋根などの修繕を対象としていましたが、この度、国土交通大臣の認可を受け、共用廊下や給排水設備など、共用部の全てを対象範囲に拡大しました。
対象範囲拡大で、より安心な未来へ
今回の拡大により、賃貸住宅の修繕計画はより包括的になり、オーナーの負担軽減に大きく貢献します。これまで対応できなかった共用部分の修繕もカバーできるため、建物の老朽化によるトラブルを未然に防ぐことが期待できます。
さらに、毎年の共済掛金は全額経費として計上できるため、税制面での優遇も受けられます。将来の大きな出費に備えながら、毎年の経営負担を軽減できる、まさに一石二鳥の制度と言えるでしょう。
すでに加入済みの契約についても、この対象範囲拡大が適用されます。加入者の方々にとっても、より安心できる制度へと進化しました。
全国賃貸住宅修繕共済協同組合とは?
この制度を提供するのは、「全国賃貸住宅修繕共済協同組合」です。全国賃貸管理ビジネス協会と公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会の2団体が設立した、賃貸住宅業界の課題解決に積極的に取り組む組織です。
組合の目的は、賃貸住宅オーナーが安心して経営を続けられるよう、将来の大規模修繕に備えた資金確保を支援することです。この共済制度は、突発的な高額な修繕費用への負担を軽減し、計画的な修繕を可能にすることで、建物の長寿命化にも貢献します。
安心と安定の未来に向けて
全国賃貸住宅修繕共済協同組合は、今回の対象範囲拡大によって、賃貸住宅の維持管理の質向上に更なる貢献を果たすと考えています。オーナーの皆様が安心して経営に専念し、入居者の方々にとってより快適な住環境を提供できるよう、今後も制度の改善に努めてまいります。
組合概要
名称: 全国賃貸住宅修繕共済協同組合
代表理事: 高橋誠一
所在地: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館 24階
設立: 2021年11月1日
主な関連団体: 全国賃貸管理ビジネス協会、公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会
根拠法: 中小企業等協同組合法
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監督官庁: 国土交通省
お問い合わせ
全国賃貸住宅修繕共済協同組合
東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館 24階
TEL:03-6275-6707
Mail:
[email protected]
HP:https://shuzen-kyosai.jp