狭線幅レーザーを実現する「Qubeシリーズ」の魅力
株式会社光響は、イタリアのPPQ Sense社製のレーザードライバ「Qubeシリーズ」の取り扱いを開始しました。この製品は、量子センシングや精密計測の分野で重要な役割を果たす革新的な技術を搭載しています。
PPQ Sense社は、フィレンツェに拠点を置き、CNR(イタリア国立研究評議会)での研究成果を活かして設立された企業です。特に、半導体レーザーやオプトメカニカル設計、レーザードライバの開発において高い専門性を持つチームが集結しています。主力製品としては、C14(C14-SCAR)分光測定に対応したレーザースペクトロメータをはじめ、高性能レーザードライバが挙げられます。これにより、量子センシングや高感度分光の分野での応用が進められています。
「Qubeシリーズ」の特徴と仕様
今回光響が取り扱うことになった「Qubeシリーズ」は、QubeCLおよびQubeDLの2つのモデルがあります。これらのモジュールは、10 cm角の筐体に設計されており、超低ノイズで高安定な電流源、周波数安定化機構、さらには各種モジュールの拡張性を兼ね備えています。特に、量子光学や精密計測に最適な設計となっています。
その最大の特徴は、同社が特許を取得した設計によって実現された400 pA/√Hzという電流ノイズスペクトル密度です。この低い電流ノイズは、レーザー発振スペクトル幅の拡がりを抑えることができ、結果として極めて狭い線幅と高い位相および周波数安定性を持つ狭線幅レーザーの安定動作を支援します。
プロフェッショナルのニーズに応える製品
光響では、Qubeシリーズを含む注目の製品を中心に紹介しています。これらの製品は、特に科学研究や産業計測において求められる高精度なデータ取得を可能にします。また、他のPPQ Sense社製品についても取り扱いを行っており、詳細に関するお問い合わせも受け付けています。興味のある方は、ぜひ当社のWebサイトをご覧ください。
まとめ
狭線幅レーザーの安定動作を実現する「Qubeシリーズ」は、量子センシングや高感度分光の分野において、新たな可能性を提供します。株式会社光響は、この革新的な技術を通じて、研究者や技術者のニーズに応え続けることを目指しています。興味がある方は、ぜひ問い合わせてみてください。
お問い合わせ情報
詳細情報は
こちらからご確認ください。