Pierre Fabre LaboratoriesとIktosの創薬提携
フランスに本拠を置くPierre Fabre Laboratoriesと、人工知能(AI)およびロボティクスのリーディング企業であるIktosが、がん領域における新たな統合型創薬提携を結びました。この提携は、AI技術を最大限に活用しながら新しい低分子医薬品の開発を進めるものです。
提携の目的
提携の主な目的は、未公開のがん標的に対する最適化された低分子候補の創出です。Iktosは、そのAI駆動型ジェネレーティブデザインプラットフォームを用いて、より効率的に新薬候補を生成します。一方、Pierre Fabreは、豊富な研究開発の知見をもとに候補分子の選定や評価を行い、開発プロセス全体をサポートします。これにより、がん研究における大きな前進が期待されます。
契約条件は非公開ですが、契約には一時金と複数のマイルストーン支払いが含まれています。
専門家のコメント
Pierre Fabre Medical Care R&Dのデータサイエンスおよびバイオメトリクス責任者であるAudrey Kauffmannは、今回の提携が同社のAIを活用した研究開発エンジンの重要なマイルストーンであると述べています。Iktosの技術を結集することで、創薬の質を高め、がん患者に向けた意義ある進歩を加速できると強調しました。
また、同社の創薬責任者であるOlivier Genesteも、Iktosとの提携によって未充足ニーズに応える新たな治療薬の発見を促進し、リスクを低減できると期待を寄せています。
Iktosの共同創設者でありCEOのYann Gaston-Mathéも、Pierre Fabreとの提携は両社の専門知識を組み合わせた強力な相互補完性を示すものであり、がん領域の患者に意義ある治療の進展をもたらす意気込みを語っています。
Pierre FabreのR&Dパイプライン
Pierre Fabre Laboratoriesは、現在、プレシジョン・オンコロジーに特化したいくつかの新薬開発プロジェクトを進行中です。具体的には、EGFR阻害剤やMET遺伝子変異をターゲットにした臨床試験が進められており、さらには多様ながん標的に向けた新しい前臨床候補の開発も行っています。
これらの新たな取り組みは、既存のプレシジョン・オンコロジーの治療ポートフォリオを補完し、がん治療に関する可能性を広げるものです。
Pierre Fabre Laboratoriesについて
Pierre Fabre Laboratoriesは、世界第2位のダーモコスメティックス企業であり、40年以上にわたりがん治療に取り組んできました。ご存知の通り、同社の基盤はフランスにありますが、製品のほとんどは国内生産され、グローバルに展開しています。また、同社は自己資本モデルを採用し、公益への貢献にも力を入れています。独立性を保ちながら、持続可能な開発に基づく取り組みを行っており、CSRラベルの最高評価を得ています。
この度のIktosとの提携は、がん治療における革新を加速し、患者への新たな光をもたらす取り組みとして、期待が高まっています。これからの進展に注目が集まることでしょう。