性感染症の実態
2025-04-09 09:25:13

性感染症の感染経路に関する調査結果:マッチングアプリが新たなリスクに

感染症に関する意識調査の重要性



最近、性行為を通じた性感染症(STI)の拡大が懸念されており、性感染症内科ペアライフクリニックは、大規模な意識調査を実施しました。この調査では、男女261名を対象に性感染症の感染経路やコミュニケーションに関するデータを収集し、非常に興味深い結果が得られました。

調査の概要



調査の目的は、性感染症に対する認識を高め、感染の危険性を理解することでした。261名のうち、176名が男性、85名が女性で、年代別の回答は10代が47.5%、30代が27.2%、40代が13.0%、50代以上が12.3%です。この調査は、ペアライフクリニックの横浜、渋谷、名古屋の各院で、2025年2月から3月までの間に行われました。

感染経路の実態



調査の最も重要な発見の一つは、性感染症の感染経路についてです。「性風俗店」が45.2%で最多という結果が出ましたが、特筆すべきは「マッチングアプリ」が29.5%と高い割合を示した点です。これは、SNSやマッチングアプリの利用が普及する中で、性的関係を持つ相手との出会いが容易になったことに起因しています。

特に、約3割の人がマッチングアプリで知り合った相手との性行為で性感染症に感染した可能性があると回答しており、これは新たなリスク要因として考えられます。

感染のリスクを感じる身近な相手



続いて、調査対象者に「感染の疑いが考えられる感染経路」として「パートナー」という選択肢も上がり、27.2%という結果が得られました。これは、性感染症が特定の場所に限らないことを示しています。多くの人が性感染症は性風俗店でのみ感染すると思い込んでいますが、実際には身近な関係からも感染のリスクがあります。

性感染症の多くは無症状であるため、気づかずにパートナーと性行為を行ってしまう可能性が高いのが現状です。このため、定期的な検査や避妊具の使用に対する意識を高めることが重要です。

コミュニケーションの難しさ



性感染症についてパートナーと話したことがあるかという質問に対し、半数以上の139名が「話したことがない」と回答しました。この結果は、性感染症が「自分ごと」でありながら「話しづらい」テーマであることを示しています。

さらに、感染時にパートナーに伝えられないと回答した人も16.9%にのぼり、これには不安やコミュニケーションの難しさが影響していると言えるでしょう。多くの人は伝えることに対する恐れから、黙ってしまう傾向があります。

センシティブな問題への意識を高める



性感染症についての知識を得ること、定期的な検査を受けること、そしてパートナーとの適切なコミュニケーションを行うことは、性感染症の感染拡大を防ぐために欠かせません。これらの問題は、個人の健康だけでなく、パートナーの健康にも影響を与えるため、きちんとした対策が求められます。

ペアライフクリニックでは、相談しやすい環境を整え、性感染症が身近な健康問題であることを社会全体に浸透させる努力を続けていく必要があります。性感染症は特別な病気ではなく、誰にでも起こりうる疾患であるとの認識を浸透させることが求められています。

おわりに



性感染症に関して、個々人がしっかりとした知識を備え、メディアなどでの啓発活動も含めて多くの人に意識を向けさせる必要があります。性感染症内科ペアライフクリニックは、今後も引き続きこのテーマに取り組んでいく所存です。


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会社情報

会社名
ペアライフ株式会社
住所
東京都新宿区新宿1丁目36−2新宿第七葉山ビル 6階
電話番号
03-5544-9974

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