北千住マルイの新たな息吹
東京都足立区に位置する北千住マルイが、資源リサイクルを用いた新しいレストスペースをオープンしました。この取り組みは、株式会社丸井グループと大日本印刷株式会社(DNP)のコラボレーションにより実現。商業施設としての機能だけでなく、環境にも配慮したサステナブルな空間を提供することを目指しています。
資源リサイクルのバックグラウンド
丸井グループは、商業施設における資源リサイクルを推進する「エコファクトリー」を運営しています。このシステムを通じて店舗から出るごみを「廃棄ごみ」と「資源」に分別し、環境への負担を軽減しています。これまで専門の事業者に回収を依頼していましたが、そのリサイクルプロセスを可視化することができていなかったことに課題を感じていました。そこで、DNPとの協業によって、紙や段ボールを再利用した新たなプロダクト作りに挑戦することになりました。
施設内部のプロダクトと設計プロセス
新設されたレストスペースには、エコファクトリーで仕分けられた「古紙」と「発泡スチロール」が新たな形で利用されています。これらの素材を基に3Dプリンターを活用して、リアルな素材感と強度を兼ね備えたプロダクトが誕生しました。
- - 椅子・ソファ・テーブルの脚: 北千住マルイから出た古紙を10%使用。
- - テーブルの天板: 発泡スチロールを10%使用。
このように、実際に見ることのできるプロダクトがあることで、来場者は資源リサイクルの重要性と丸井グループの取り組みをより深く理解することができます。
設置概要とオープニング
レストスペースの設置は3月20日(木・祝)に行われ、北千住マルイの1Fに位置します。実際に足を運ぶことで、サステナブルなライフスタイルを体験できる場が広がっています。
丸井グループの社会に対する取り組み
丸井グループは、「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会を共に創る」というミッションを掲げています。ステークホルダーとの共創を重視し、利益と幸福感を両立するビジネスモデルを追求。特に「サステナブルな消費・暮らしの革新」を重要なテーマとして掲げています。
このような新しいレストスペースを通して、来場者が気軽にサステナブルなライフスタイルを体験できる機会を増やし、持続可能な社会の実現に寄与できます。
最後に
北千住マルイの新しい取り組みは、ただの商業空間を超え、訪れる人々にサステナブルな未来を考えるきっかけを提供しています。多くの方々にこの空間を体験してもらい、持続可能な未来の一端を体感してほしいものです。