音声認識AI『mocoVoice』が導入補助金2025に採択
令和7年9月5日、mocomoco株式会社が開発した音声認識AIサービス『mocoVoice』が、経済産業省のIT導入補助金2025に正式に採択されました。この取り組みにより、中小企業や小規模事業者は、高額な導入コストの一部を補助金でまかなうことが可能となり、業務効率化やデジタル化の推進に向けた新たな機会が提供されます。
『mocoVoice』とは?
『mocoVoice』は、会議や講義、インタビューなどの音声や動画を迅速かつ高精度でテキスト化するAIツールです。これには以下のような多彩な機能が備わっています。
1.
多言語・コードスイッチ対応
99以上の言語に対応し、複数の言語が混ざった会話も正確に認識します。
2.
話者分離・話者名推定
発言者を自動的に識別し、議事録作成を効率化します。
3.
議事録・要約生成
要点や決定事項を自動で出力し、作業工数を最大90%削減。
4.
クラウド/オンプレミス両対応
セキュリティ要件に応じた柔軟な運用が可能です。
5.
超高速処理性能
1時間の音声を最短15分で処理し、精度90%以上を実現します。
導入実績と価格
2025年8月時点で、既に18社に導入されており、名だたる企業や機関も利用しています。導入先には、広島大学病院、トヨタカローラネッツ岐阜、地方独立行政法人大阪府立病院機構などが含まれます。
『mocoVoice』の標準販売価格は240,000円(税抜)であり、業務ニーズに応じて基本プランやスタンダード・プロへのアップグレードプランも用意されています。どのプランでも登録可能アカウント数は無制限です。
IT導入補助金を活用する流れ
mocoVoiceの導入を希望する企業は以下のフローで進めます。
1.
事前相談
自社の業務課題や導入の目的を整理し、mocomoco株式会社または認定支援機関に相談。
2.
補助金申請の準備
導入予定のプランや費用見積もりを元に、申請書類を作成。
3.
交付申請・審査
公式サイトから申請し、審査を経て交付決定を受ける。
4.
mocoVoiceの導入・運用開始
交付決定後、実際にmocoVoiceを導入し、利用を開始。
5.
実績報告・補助金受給
導入効果や利用実績を報告し、補助金が交付されます。
この流れにより、mocoVoice導入にかかる費用の一部が最大で150万円補助されるため、非常にリーズナブルに最新のIT技術を導入できるチャンスです。
今後の展望
mocomoco株式会社は、今後も『mocoVoice』を通じた業務効率化や働き方改革を進め、より多くの企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する方針を立てています。今後の展開にも期待が高まります。
参考リンク
代表者は田中康紀氏で、本社は東京都港区に所在しています。この新たなAIサービスが日本のビジネス現場での変革をもたらすことに期待が寄せられています。