ヤマハとローランドの連携
2025-06-05 16:17:13

ヤマハとローランドが連携した新たな音響映像システム展開

ヤマハとローランド、次世代音響映像システムを共同開発



ヤマハ株式会社とローランド株式会社が技術連携を発表しました。この連携により、ヤマハのコンパクトデジタルミキシングコンソール『DM3シリーズ』とローランドのビデオ・スイッチャー『V-80HD』がシームレスに相互操作が可能になります。これにより、コンテンツ制作やイベント運営における効率性が向上します。

高品質な音と映像



近年、ライブストリーミングやイベント映像制作では、高音質の音声と高画質の映像が同様に重要視されています。『DM3シリーズ』は、最大96kHzという高いサンプリングレートに対応し、18種類のエフェクトを2系統搭載しています。豊富なプリセットにより手早く設定が可能で、9インチのタッチスクリーンによって直感的に操作できます。また、軽量かつコンパクトな設計で持ち運びも便利です。

一方、『V-80HD』は、プロフェッショナル向けの小型ビデオ・スイッチャーで、多彩な機器に接続可能なうえ、さまざまな映像形式に対応。これにより、会場での映像演出や音響調整を手軽に実現できる機能が備わっています。

連携の利点



この技術連携の主な特徴は、両機器間の操作性向上です。『V-80HD』により『DM3シリーズ』のミキシング設定を記憶したシーンメモリーを呼び出すことが可能で、逆に『DM3シリーズ』から『V-80HD』のオーディオミキサーのフェーダーレベルやミュートボタンの操作もできるようになります。この機能の統合により、ひとりのオペレーターが少ない手間で高品質な音声と映像の制作を実現できます。

ローランド株式会社のLive Production事業部長、服部宏平氏は「両機種の連携は、映像と音響の演出の質を高めるだけでなく、オペレーションの効率化にもつながる」と述べています。ヤマハ株式会社のプロフェッショナルソリューション事業部長、トーマス・ヘメリー氏も「高品質な音と映像が求められる環境において、この連携が非常に役立つことを確信しています」とコメントしています。

技術更新と展示予定



『DM3シリーズ』と『V-80HD』の連携は、2025年6月5日から提供される「V-80HD」の最新ファームウェアで利用可能です。さらに、2025年6月11日から13日までフロリダ州オーランドのオレンジカウンティ コンベンション センターにて開催される世界最大級のプロAV機器見本市「InfoComm 2025」で展示が予定されています。

新たに進化したヤマハとローランドのコラボレーションは、イベント制作の現場でどのような効果をもたらすのか、今後に期待が寄せられています。

まとめ



中小規模のイベントやライブ配信の現場では、操作のシンプルさと機能の豊富さが求められています。ヤマハの『DM3シリーズ』とローランドの『V-80HD』が共に協力することで、ユーザーは高品質なコンテンツを手軽に創り出すことができるようになります。この技術連携は、映像制作の新しい可能性を切り開くことでしょう。


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会社情報

会社名
ヤマハ株式会社
住所
静岡県浜松市中央区中沢町10番1号
電話番号

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