板橋区のデジタル地域通貨「いたばしPay」の進化
東京都板橋区が展開するデジタル地域通貨「いたばしPay」が、流通総額でついに100億円を超えました。この新しい形の地域通貨は、地域経済の活性化を目指し、2022年10月よりスタートして以来、着実に成長を遂げています。
会員数と加盟店数の急増
「いたばしPay」のユーザー数は、2024年7月時点で135,000人を突破しました。この数字は、地域住民の関心と利用率の高まりを反映しています。また、加入店舗数も当初の目標を上回り、1,500店舗以上に達しました。これは、紙の地域商品券の取扱店舗数を越える数であり、デジタル通貨の利便性が支持されている証です。
フィノバレーがシステム開発を担当した「MoneyEasy」プラットフォームを通じて、地域内の小規模店舗から大型店まで、様々な業種の事業者が参加していることが「いたばしPay」の強みです。これにより、多くの地元の方々が地域の特産品やサービスをお得に楽しむことができるようになっています。
お得なキャンペーンの実施
さらに、2024年8月1日からは最大20%還元のキャンペーン「夏のいたPayまつり」が開催される予定です。このキャンペーンは、モバイル決済を利用することを促進し、参加者がポイントを獲得するチャンスを広げるもので、1人あたり最大10,000ポイントまで還元されるという大盤振る舞いです。
健康促進機能「いたPay健幸ポイント」
「いたばしPay」は、地域の健康意識を高める試みとして、「いたPay健幸ポイント」を2023年9月に導入しました。この制度では、ユーザーが歩数や食事を記録することで、ポイントを獲得できる仕組みになっており、健康増進のための動機付けにもなっています。これにより、延べ26,000人以上のユーザーが健康に関する活動に積極的に取り組むようになりました。
板橋区をもっと知る「いたPayさんぽ」
「いたPayments」、「いたPayさんぽ」は、地域の魅力を再発見するためのコラムシリーズです。毎週新しい記事がアップされ、板橋区にある隠れた名店や市民インタビューなどが紹介されることで、地域住民と店とのつながりを強化しています。
未来の展望
今後も「いたばしPay」は加盟店数2,000店舗の達成を目指し、地域経済の発展をサポートし続けるでしょう。デジタル地域通貨の導入は、単に経済の活性化だけでなく、地域社会のつながりを深める重要な手段ともなっています。「いたばしPay」のさらなる進展が期待されます。