首都圏から見る広島の就職実態
2023年10月、首都圏で学ぶ学生たちが広島県を舞台にした特別なイベントに参加しました。このイベントの目的は、若者の人口流出が進む広島へのUIターンを促進することです。参加者たちは32名で、広島県の企業の若手経営者と直接対話しながら、地方でのビジネスの現実や課題について考察しました。
イベントの内容
イベントの構成は、大きく分けて以下の3つのセッションで行われました。
1.
広島県に関するパネルディスカッション: 地元企業の代表や地域活性化の専門家が登壇し、広島の現状や人材ニーズについて議論しました。
2.
グループワーク: 参加者は小グループに分かれ、広島への移住促進策や就職支援サイトの認知度向上について話し合いました。
3.
チーム発表: 各チームのアイデアが発表され、参加者同士で意見交換をしました。
このイベントは、Over20&Companyが運営しており、大学生や若手社会人が主体となって進められました。
参加者の反応
参加者からのフィードバックは非常に良好で、アンケートによると93%が「満足」または「やや満足」と回答。また、79%の学生が広島への印象が「良くなった」とし、62%が広島での就職希望度が「上がった」と報告しています。特に、県外での就職を考えたことがない学生も多く、今回の経験が新たな視点を提供したことを示しています。
学生の提案
参加者たちは、広島県の就職促進に関してさまざまなアイデアを出しました。具体的には、首都圏の高校生や大学1〜2年生をターゲットにした広島でのインターンシップやアイデアハッカソン、女性が活躍できる職場をアピールするイベントなど、地域の魅力を効果的に伝える手法が提案されました。こうした取り組みにより、広島県の若者に対するアプローチが重要とされました。
地元の反響
広島大学の串岡教授は、このイベントの成果を称賛し、参加者の多くが地方創生に関心を持ち、広島への就職を真剣に考えるようになったと述べました。これにより、次回以降も学生の声を反映したUIターン促進策を考案していく意欲を示しました。
今後の展開
次回のイベントは「地方就職のリアル、全部見せます」と題し、10月26日に開催予定です。広島にIターン就職した若手社員の話や、東京と広島の生活コスト、ライフスタイルを比較する内容を含む予定です。オンライン形式で行われるため、就職活動を考えている学生には新たな情報源となるでしょう。興味のある方はぜひ参加してみてください。
イベントの詳細はこちらで確認できます。