群馬県での大版CLTパネル採用新社屋見学会
群馬県渋川市で、2025年6月の完成見学会に注目が集まっています。このイベントは、瑞穂建設株式会社が手掛けた新社屋の完成を祝うものであり、特に新たに採用された「LC-core構法」によって建設された木造2階建ての建物がメインの焦点です。
1. 見学会の概要
見学会は2025年6月9日(月)と10日(火)の2日間にわたって実施され、時間は一部が10:30から12:00、二部が14:00から15:30となっています。場所は群馬県渋川市渋川4137番地1で、参加は無料ですが事前予約が必要となります。参加希望の方は、事前に申込みフォームから予約をしてください。問い合わせ先は0279-23-0886です。
2. 完成見学会の特徴
この建物は、日本CLT技術研究所のオリジナル工法である「LC-core構法」を採用しており、国内で製造が可能な最大サイズのCLTパネルを活用しています。特に3.0m×11.0mの大版CLTパネルや、長さ12.0mの大断面集成梁を使用することで、広大なスパンが実現され、木造の新たな可能性を感じることができる空間となっています。
内装には、耐力壁としてのCLTパネルや大断面集成梁を現しにすることで、木材本来の質感や香りを楽しむことができ、機能性と快適性を兼ね備えた落ち着いた雰囲気を持つ空間が造られています。また、従業員が快適に働けるように設計された事務室では、上下階の遮音性にも配慮されており、さらに2階の大空間会議室からは美しい赤城山を望むことができます。
3. 過去の構造見学会について
2024年12月には本物件の構造見学会が行われ、3日間で延べ136名が参加しました。群馬県での「LC-core構法」の見学会は今回が初めての試みであり、CLTの普及を目指す瑞穂建設としては重要な一歩と位置づけています。
4. 物件概要
新社屋の建設は、群馬県渋川市に位置し、用途は事務所、構造は木造2階建て、工法はLC-core構法です。敷地面積は6,777.71m2、建築面積が541.74m2、延床面積は800.19m2、CLTの使用量は162.55m3です。使用される樹種は国産のスギとヒノキで、施工主も瑞穂建設株式会社となっています。
5. 最後に
地元企業である瑞穂建設は、環境に優しい素材を用いた建築に力を入れており、木造建築の新たな可能性を追求しています。この完成見学会は、ただの建物の見学に留まらず、持続可能な社会を目指すための第一歩として、多くの方に木の良さを再認識してもらう機会となることでしょう。ぜひ、実際の建物をその目で確かめ、木のぬくもりを感じる特別な体験を楽しんでいただきたいと思います。