建設業界に革命をもたらす3Dプリンタ『Polyuse One』のレンタル開始
西尾レントオール株式会社が、株式会社Polyuseが開発した建設用3Dプリンタ『Polyuse One』のレンタルサービスを開始しました。このサービスは、建設現場に最新技術を迅速に導入し、労働力不足や環境への配慮を実現することを目的としています。
Polyuse Oneの特徴
『Polyuse One』は、その高い性能と多機能性から、現代の建設現場において注目を浴びている3Dプリンタです。主な特長は次の通りです:
1.
工期の短縮:従来の方法に比べ、迅速な施工が可能です。
2.
省人化:労働力の不足に対処し、効率的な作業を実現します。
3.
環境への配慮:持続可能な施工法として、カーボンニュートラルに寄与します。
4.
柔軟なレンタル方式:オフサイト及びニアサイトの両方から選択でき、様々なニーズに応えます。
レンタル方式の詳細
『Polyuse One』は、次の2つのレンタル方式で利用可能です。
- - オフサイト方式:建設用3Dプリンタ本体と製作スペースを一緒に借りる方式。自社で製作スペースを準備する必要がありません。
- - ニアサイト方式:本体のみをレンタルし、顧客が用意した製作スペースで直接作業が行えます。設計データや材料についての相談は、Polyuse社に連絡を取ってサポートを受けられます。
Polyuse Oneの仕様
- - サイズ:展開時の寸法は3,980mm x 3,590mm x 2,650mmで、折りたたみ時は4,300mm x 1,220mm x 1,310mm。
- - 造形サイズ:最大3,000mm x 2,500mm x 1,900mm。
- - 重量:560kg。
- - 据付・解体時間:展開・折り畳みともに5分で完了。
- - 電源:三相200V 50Aまたは単相100V 15A。
- - 可搬性:キャスター付きで移動が容易です。
建設用3Dプリンタの意義
日本の建設産業は、少子高齢化による人口減少、高度経済成長期に作られたインフラの老朽化、そして持続可能な社会を目指すために多くの課題に直面しています。『Polyuse One』はこれらの問題を解決する手段として、効率的なコンクリート構造物の製作が可能です。
2025年の新しい建機展でのデモ予定
西尾レントオールは、2025年11月28日から30日にかけて大阪の森ノ宮で行われる『新しい建機展2025-ミライ建機ランド-』において、リアルタイムでの出力デモを行います。このイベントでは、訪問者が実際にプリンタによる構造物の製作過程を目の当たりにできる貴重な機会となります。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
新しい建機展公式サイト
Polyuse株式会社について
株式会社Polyuseは、建設業界特化型のハードウェアとソフトウェアの企画、設計、製造、販売を行う企業であり、2019年に設立されました。東京を拠点に、建設用3Dプリンタの開発に注力しています。
西尾レントオールの概要
西尾レントオール株式会社は、大阪府に本社を置くレンタル業界のリーダー的存在であり、2022年に持株会社制に移行。最新技術の導入を通じ、建設業界の進化に貢献しています。今後も、建設業界が直面する課題解決に向け、積極的に新技術を取り入れることで、更なる発展を目指しています。