南海電設がEV充電サービス『CHARGECONNECT』を開始
最近、環境に優しい電気自動車(EV)の需要が高まっていますが、その充電インフラの整備も急務です。そこで、南海電設株式会社が発表したのが、新たにスタートしたEV充電サービス『CHARGECONNECT』です。このサービスは、スマートフォンのQRコード決済を活用して、EV充電を手軽に行える環境を提供します。
キャッシュレス決済の特徴
南海電設が提供する『CHARGECONNECT』は、ELESTYLE株式会社のQRコード決済サービス「elepay」や「OneQR」を使用します。これにより、ユーザーはQRコードをスマホで読み取るだけで、PayPayやその他のスマホアプリ決済、クレジットカードからの支払いが可能となります。特に、手間をかけずに誰でもすぐにキャッシュレスで支払えるのが大きな魅力です。
包括的なサービスパッケージ
このEV充電サービスは単なる充電器の設置に留まらず、販売から工事、補助金申請サポート、運営後の保守対応まで含まれた、非常に充実したパッケージです。コールセンターも設けており、運営者のサポート体制が整っています。これにより、低コストで簡単にEV充電ステーションの運営が可能になります。
設置対象は多岐に渡り、宿泊施設や商業施設、駐車場、集合住宅に至るまで、多様な駐車場で利用できる柔軟性が特徴です。特に、南海電設は全国の主要都市に営業拠点を持ち、現地調査や施工支援を行います。彼らは2012年から多くの施工実績を持ち、2023年には1,000台、2025年には3,000台の設置を目指しています。
利便性の高いオーナー向けの収益モデル
充電器のオーナーにとっても、このサービスには大きな魅力があります。月額サービス料金は約2,970円(税込)で、オーナーはユーザーから支払われる利用料から決済手数料を除いた約96%を収益として得ることができます。さらに、オーナーは充電料金を自由に設定でき、その利益も最大限に引き出すことが可能です。また、充電の途中でキャンセルすれば残額を返金する仕組みも整っています。
さらに、充電出力は3kWと6kWから選べるため、利便性が高いのもポイントです。車両に合わせて最適な充電速度が選べ、ユーザーは必要に応じた料金を支払うだけで済むのです。
補助金制度の利用も可能
キャッシュレス課金サービスは、日東工業株式会社の「Pit-2Gシリーズ」のEV充電器を通じて提供されます。この充電器は国の補助金の対象にもなるため、今後の補助金申請についても期待が寄せられています。南海電設と日東工業は、この新しいサービスを通じて、EVインフラの整備を進める予定です。
結びに
南海電設の『CHARGECONNECT』は、EV充電の利便性を大きく向上させる素晴らしい取り組みです。手軽に利用できるキャッシュレス決済により、ますます多くの人々が電気自動車を利用することが期待されます。今後の進展に目が離せません。
お問い合わせ先
南海電設株式会社ソリューション営業課
日東工業株式会社EVインフラ事業室マーケティング課