ペッツファーストグループが発表した2024年9月度ペット流通レポート
概要
「Pets always come first」を理念とするペッツファーストホールディングス株式会社は、傘下のペットショップ「P's-first」での2024年9月度の流通状況を発表しました。今回のレポートでは、ペットの流通数、死亡事故の状況、及び契約ブリーダーとの取引過程に焦点を当てています。
流通状況
2024年9月、ペッツファーストグループは契約ブリーダーから引き取ったペットの頭数が1,748頭に達し、そのうち1,652頭が「P's-first」で契約されたことを報告しました。一方で、8頭が里親譲渡され、16頭は契約が解約されました。ここで重要な点は、ペッツファーストグループでは売れ残りや行き先が決まっていないペットが一頭も存在しないということです。
死亡事故とその対策
死亡事故は2024年9月度で14頭に上り、死亡率は0.80%に達しました。主な死亡原因は呼吸器疾患や感染症でした。ペッツファーストグループは、「死亡事故ゼロプロジェクト」に基づき、獣医師を中心に整備した体制で再発防止策を講じています。今後はさらなる気温の低下に伴い、感染症の予防に力を入れ、消毒方法の見直しも行う予定です。
契約ブリーダーとの関係
ペッツファーストグループは、ペットの健康を守るため、2022年6月以降、ペットオークションを介さず契約ブリーダーと直接取引を行っています。全国の203名のブリーダーから受け入れた1,748頭の内訳は、犬が1,288頭、猫が460頭です。この取り組みにより、契約時にペットの健康状態を厳重にチェックし、さらなるコンプライアンスの徹底を図っています。
生後60日齢への取引基準引き上げ
ペッツファーストグループは、ペットの心身の健康維持を目的に、生後57日齢以上から60日齢以上への取引基準引き上げを進めています。2024年9月時点で、生後60日齢以上の割合は76.3%に達しており、2025年2月末までには100%を目指す方針です。
今後の展望
今後もペッツファーストグループは、ブリーダーとの情報共有やアドバイスを通じた健全なブリーディング活動、そして獣医療によるペットの健康は確保し、すべてのペットが幸せな生活を送れるような取り組みを続けていく方針です。
会社概要
- - 会社名: ペッツファーストホールディングス株式会社
- - 所在地: 東京都目黒区目黒1-24-12オリックス目黒ビル9F
- - 資本金: 1億円
- - 従業員数: 1,251名(獣医師61名、愛玩動物看護師55名)
ペッツファーストグループは、今後もペットの幸福と健康を追求し、その過程を透明にすることで顧客の信頼を確保していきます。特に、動物病院との連携を深めより良い医療サービスを提供することで、ペットの命を守る活動を引き続き行っていく所存です。