トライテック、企業向けアルコール検知器「Try-e1」の出荷800台達成
株式会社トライテック(神奈川県相模原市、代表取締役:槙広貴)は、企業向けプリンター一体型アルコール検知器「Try-e1」の出荷数が初期生産ロットで800台に達したことを発表しました。この数字は、当初の予想を約2か月早く達成されたもので、今後のさらなる展開にも期待が高まります。
「Try-e1」誕生の背景
近年、運輸運送業界ではアルコール検知器の使用が法的に義務付けられています。運転前後におけるアルコール測定は、飲酒運転のリスクを抑えるために必要不可欠となっています。しかし、運輸業以外の業種ではまだまだアルコール検知器の利用が進んでいない状況です。そこでトライテックは、より多くの企業が手軽に導入できる記録型アルコール検知器の開発に取り組むことを決定し、2021年7月に「Try-e1」の販売を開始しました。
現在の出荷台数と需要
2022年4月からは、白ナンバーの車両においても、運転前後の酒気帯び状態の確認とその記録が義務化されました。この法令によって、アルコール検知器への需要が高まり、「Try-e1」はそのニーズに応えられる製品として注目を集めています。想定以上の出荷台数に至ったのは、この需要の高まりによるものと言えるでしょう。
今後の展望と在庫状況
一方で、現在の半導体不足の影響で製造業全体が厳しい状況に置かれています。しかし、トライテックは早期に部材を調達し、充分な生産体制を整えることに成功しています。現時点で「Try-e1」の在庫は十分にあり、企業のニーズに迅速に応える体制が整っています。今後、アルコール検知器の使用義務化に関する時期は未定ですが、すでに多くの企業がその導入を検討しています。
「Try-e1」の製品詳細
「Try-e1」の価格は86,900円(税込み)で、本体には専用ロール紙やアタッチメントが付属しています。専用マウスピースやロール紙の追加購入も可能で、必要に応じて校正サービスも提供されています。販売はインターネットを通じて行われており、利用者は簡単に手に入れることができます。
公式販売サイトはこちら。
株式会社トライテックについて
1981年に設立されたトライテックは、FAシステム開発や道路施工機器、デジタル放送設備機器など、様々な電子機器の開発を手がける専門メーカーです。特に、組込み系機器の換装やリハビリ機器の開発まで多岐にわたる技術を持ち、近年では「Try-e1」のような新製品にも注力しています。
まとめと今後の期待
トライテックが展開している「Try-e1」は、企業の飲酒運転対策を強化するための強力な武器となるでしょう。増加する出荷台数はその重要性を示しており、今後のさらなる成長と新たな市場開拓への期待が高まります。安全な運転環境を作るための一助として、「Try-e1」は多くの企業に導入されることが望まれます。