クラウドクレジットが新たにカメルーン中小企業支援ファンドを開始
クラウドクレジット株式会社が、カメルーンの中小企業を支援する新たなファンド「カメルーン中小企業支援プロジェクト」の販売を開始しました。このファンドは、カメルーンの提携企業であるOvamba Cameroon Solutions Sarlを通じて、貧困層に資金供給を行うことで、地域経済を活性化させることを目指しています。
カメルーンの経済状況
カメルーンは、約2,000万人の人口を抱えながらも、一人当たりのGDPは約1,400ドルと比較的低い水準に留まっています。国際通貨基金(IMF)のデータによると、カメルーンは世界で150位にランキングされています。このような状況の中で、Ovamba社は地域の中小企業へのトレードファイナンスを提供し、資金の流れをサポートすることに注力しています。
資金供給のニーズ
カメルーンのサブサハラ・アフリカ地域では、中小事業者のうちわずか16%が金融機関へのアクセスを持っているとされています。この結果、資金需要者への資金供給が追い付かず、多くの中小企業が運営に苦しんでいる状況です。Ovamba社の調査によると、その資金ギャップは約1,200億円にも及ぶとされています。このファンドは、その解消に向けた大きな一歩となることが期待されています。
ファンドの詳細
このファンドは、以下のような特徴を持っています。
- - ファンド名称: カメルーン中小企業支援プロジェクト
- - 運用期間: 2016年4月から10月までの約7ヶ月
- - 期待利回り: 年利12.3%(投資倍率1.07倍)
- - 最低投資金額: 50,000円(追加単位は10,000円から)
- - 販売手数料: 無料
- - 運用手数料: 無料
- - 分配方法: 満期一括
- - 通貨: ユーロ建て
投資の流れ
投資家がファンドに参加すると、クラウドクレジット株式会社はエストニアにある子会社に資金を貸付け、その資金を元にモーリシャスに所在するPan Africa Investment Funding Limited PCC.への貸付けを実行します。ここからカメルーンのOvamba社に資金を供給し、中小企業へのトレードファイナンスが行われます。
このようにファンドの構造が整っていることで、健全な資金運用と投資家へのリターンが期待できる仕組みが出来上がっています。
経済発展への貢献
クラウドクレジットの「カメルーン中小企業支援プロジェクト」によって、カメルーン国内の中小企業が新たなチャンスを享受し、経済の発展に寄与することが期待されます。投資家は、自身の資金を地域発展に役立てることで、社会貢献と経済的リターンを同時に手に入れることができるのです。このファンドを通じて、中小企業の成長がどのように続いていくのか、その行方に注目が集まっています。