最近、ゲームユーザーに特化したリサーチサービスであるPlayioリサーチが、スマホゲーム以外の娯楽への年間支出について調査しました。この調査は2024年7月1日から3日の間に実施され、843件の有効回答が得られました。結果として、娯楽費用が年間3万円以上という回答が寄せられたのは、全体の63.5%にものぼりました。
調査の結果、最も多くのユーザーが支出を行っている娯楽は、PlayStation 4/5やNintendo Switchなどの家庭用ゲームで、全体の16.1%を占めました。続いて、アニメや漫画のグッズ購入が15.5%で、これらの人気は根強いことがわかります。
調査の一環として行われた「スマホアプリユーザーの併用ゲームプラットフォームについての調査」では、スマホゲームをプレイしているユーザーの中でも特に年間3万円以上の支出が多かったのはカードゲームで25.0%という結果でした。このことから、スマホゲームにもかかわらず多様なジャンルに投資をしていることが見えてきます。
さらに、スマホゲームとSwitch、又はPS4/PS5の両方を利用しているユーザーは、アニメや漫画、音楽ライブ、そしてストリーマーへの応援資金など、さまざまなエンタメコンテンツに対しても支出が多い傾向があります。特に、アニメや漫画のグッズ購入にかける年間支出が非常に高く、34.3%にのぼり、さらに26.1%が漫画(WEBコミックの課金を含む)に年間3万円以上支出していることがわかりました。
興味深い点として、家庭用ゲームの利用状況が異なるユーザー間での支出動向が大きく異なることも挙げられます。スマホゲームとPS4/PS5のみを併用しているユーザーは全体的に課金を控えめにしがちで、逆にSteamと併用するユーザーは、家庭用ゲームを利用していてもSteamにより多くの経済的資源を集中させる傾向が強いことが観察されました。
最後に、ブラウザゲーム(HTML5ゲーム)を利用する人々は、ゲームプラットフォーム以外の娯楽にお金を使う傾向が高いという結果も出ています。こうした調査結果から、スマホゲームをプレイするユーザーがどのようにして多様なエンタメ体験にお金を支出しているのか、ユーザーの趣向の変化が垣間見えます。
Playioリサーチは、ゲームユーザー特化型のリサーチサービスとして、様々なデータを基にした詳細な調査を行っており、今後も定期的にユーザー調査を実施し、その結果を公式noteで公開していく予定です。興味のある方はぜひ、公式noteもチェックしてください。