大広と大広WEDOが開発した『DDDAI』
株式会社大広とそのグループ企業である大広WEDOが、顧客とAIの対話を通じてマーケティングを支援するプラットフォーム『DDDAI』を発表しました。東京都港区に本社を構える同社は、生成AIを活用し、SNSなどから得た顧客の声を解析することで、より深い顧客理解と新たな価値創造を目指しています。
『DDDAI』とは
『DDDAI』は、OpenAIのChatGPTなどの生成AIを用いたツール群をまとめたマーケティング支援プラットフォームです。このツールは、企業が顧客のニーズを的確に把握し、それに基づいたマーケティング活動を行うためのサポートを提供します。AIと機械学習のスペシャリスト集団である株式会社Laboro.AIの協力を得て開発されたものです。
初めに『DDDAI』はグループ内での使用を開始しますが、将来的にはクライアント企業に対しても展開される予定です。
特徴的なツール群
『DDDAI』には、顧客との対話をテーマにした3つの主要なツールが含まれています。
DDDAI Tribe
『DDDAI Tribe』は、SNS上の顧客同士の対話をAIが分析することで、ブランドや商品の価値観を明らかにするツールです。膨大なテキストデータを処理し、顧客の姿を可視化するこのツールは、ソーシャルリスニングの新たな手法として期待されています。これにより、企業は顧客の声に基づいた分析が行えるようになり、より精度の高いマーケティング戦略が実現可能です。
BrandDialogueAI
次に、『BrandDialogueAI』は、ChatGPTにブランドの人格を持たせ、顧客とOne to Oneの対話を行うAIチャットボットです。このツールの特長は、動的なプロンプト技術を使用し、顧客の情報に基づいて最適な対話を展開できる点です。これにより、顧客との深い対話が可能になることで、より親密な関係構築を図ることができます。
DDDAI ToiBox
最後に、特定テーマに基づいてAIが議論を行う『DDDAI ToiBox』です。AI同士で活発なワークショップを展開し、最適な人格の組み合わせを考え出すことで、新しいアイデアや発見が得られます。このアプローチは、革新的な価値創造を促すものとして注目されています。
マーケティングの新たな可能性
『DDDAI』の最大の魅力は、まず顧客の声を大切にし、それをマーケティングのプロセスに活かす視点にあります。大量のデータを解析し、顧客の行動や思考の裏側を理解することで、新たな価値の発見が可能になります。大広と大広WEDOはこのプラットフォームを通じて、企業のマーケティング活動を幅広く支援していく方針です。
このように、生成AIを駆使した新たなマーケティングツール『DDDAI』は、今後の企業活動において重要な役割を果たすことが期待されます。顧客との対話を重視したアプローチが、企業と顧客の関係をより強固なものにするでしょう。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。